米コンピューター大手のアップルが27日発表した新型の携帯情報端末「iPad(アイパッド)」の商標名が、すでに富士通によって申請されていることが分かった。商標争いに発展する可能性もある。 米特許商標庁のサイトによると、富士通は2003年に手のひらサイズの小型端末の商標名として「iPad」の名称を申請していた。「iPad」の名称を申請している小型端末は、セルフサービス型の小売店で利用する精算用機器。 これに対し、アップルは「iPad」の商標を今月16日に申請した。対象は、コンピューターや書類、玩具、通信機器などさまざまな製品。さらに同庁への届け出文書で、富士通の商標権の申請に異議を申し立てる可能性があることを明らかにしていた。申し立ての期限は2月28日。 富士通の広報担当者は29日、「まだアップルと直接協議を行っていない。アップルは当社に対し話し合いを求める必要があるだろう」と説明した。 「i