「検索サイトで表示されるリンクには注意が必要だ。キーワードによっては、検索結果の上位100件中99件が悪意のあるリンクだった」。米シマンテックのプロダクト・マネジメント部門ディレクターを務めるダン・ナディール氏は2010年7月29日、シマンテック日本法人が開催した説明会の席上、「SEOポイズニング」に関して注意を呼びかけた(写真)。 SEOポイズニングとは、SEO(検索エンジン最適化)を駆使し、人気のあるキーワードで検索した際に、キーワードとは全く無関係の悪質サイトを上位に表示させる手口。悪質サイトには、ウイルスや偽ソフト(セキュリティソフトなどに見せかけて購入させようとする詐欺的なソフト)が置かれていることが多い。 同社では2010年1月~2月に、SEOポイズニングの実態を調査した。調査では、検索のキーワードとしてよく使われる語句の上位300件を1日ごとに収集。その300件をキーワードと