新型コロナウイルス禍の第7波もようやく勢いが衰えてきたせいか、ネオン街は、にぎわいを取り戻しつつあるという。 ならば、確かめねばなるまいと、交差点で信号待ちしていると、ちょっと昔は妙齢だったとお見受けする品の良いご婦人が、新聞を手渡してくれた。 あれ、号外にするようなニュースがあったのかと、よくよく見れば、某宗教団体の機関紙だった。 帰りの車内で読むと、「安倍政権の最悪政は『神国日本』の画策」と、見出しからしてすごい。 中身も「彼は、二度辞任ののちもなおも政権の座を狙い『神国日本』に執念を燃やした」などなど、とても当欄には載せられない暴言や「妄想」のオンパレード。 こういう言説や説法を日常的に聞いていると、真面目な人ほど信じるのだろうなぁ、と酔いがいっぺんにさめてしまった。 読者の皆さんの中には「明らかなウソを流布する宗教法人に政府は解散命令を出せ!」とお思いの方もおられるだろうが、現行法