Published 2022/06/20 11:00 (JST) Updated 2022/06/21 11:13 (JST) 走行試験で初めて県内を走る新幹線かもめ。9月23日の長崎―武雄温泉開業後は武雄温泉で在来線特急に乗り換える「リレー方式」となる。博多までの全線フル規格化には佐賀県の理解が欠かせない=5月10日、JR長崎駅そば 今年3月下旬、大石賢吾知事は就任あいさつで佐賀県の山口祥義知事を訪問した。約30分の面会は報道陣にも公開され、山口知事は柔らかい口調で終始会話をリード。10分ほどたったころ九州新幹線長崎ルート(博多-長崎)の話題を自ら切り出した。 「佐賀県と長崎県はずっと一緒に新幹線を国にお願いしてきたが、急に長崎県は豹変(ひょうへん)して(単独で)国にフル規格を要望し出した。僕ら(両県)が決めてきたのはスーパー特急とフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)までだったの