「あやつれぬ ネット・携帯 妻・子供」 第一生命保険は17日、毎年恒例のサラリーマン川柳の入選100句を発表した。24回目となる今回も職場や家庭で憂き目にあう中高年の悲哀を笑いに変える作品が寄せられた。 まずは「持ってない ととのえられない 我が会社」とスポーツ選手の名言と人気タレントの名文句を使い、会社を揶揄(やゆ)。その一方で「上がらない 給料・職名 右の肩」と自らの境遇を嘆く。部下からも尊敬されていないらしく、「部下からの 遅刻のメール 渋滞なう」だ。 家庭も癒しの場ではない。「ノー残業 妻のストレス増加中」と居場所のない現状を吐露。運良く居場所があったとしても「イクメンと 乗せられ今や 家事すべて」といった具合だ。 職場も家庭も駄目なら子供に期待するしかない。「命名を 佑樹か遼と 悩む親」と、野球選手かプロゴルファーになるよう夢見ても、肝心の子供は「何になる?子供の答えは 正社員」