佐川宣寿さんという人は財務省理財局長として、森友学園の国有地取引に関する決済文書の廃棄や改ざんの「方向性を決定づけ(©財務省調査報告書)」ながら、何を考えていただろう。 報告書によると、目的は「国会審議の紛糾を回避する」。そのためのタスクを遂行しつつ、「ここで安倍首相を守れば、出世が待ってるぞー」とか、「これ、バレたらやばいヤツだよなー」とか、ポジティブ思考と危機意識をぐるぐるさせていたはずだ。両方を併せ持つ人だから、理財局長→国税庁長官という出世街道を歩んだと思う。知らんけど。 知らんついでに想像するなら、マスコミと野党をやり過ごせば、何とかなる。そう計算していたかもしれない。ハイリターン狙いのハイリスク仕事。失敗したわけだけど。 などと勝手に佐川さんの頭の中を想像したのは、赤木雅子さんのことを書きたかったからだ。まさか彼女のような人が現れるなんて、想像だにしていなかったに違いない。想定
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