防衛省・自衛隊内の情報通信ネットワークを管理する「自衛隊指揮通信システム隊」の担当者が、部内の業務連絡用メールを、同省のメールマガジンの送付先に誤送信した。防衛上の秘密にかかわる内容ではないが、誤送信先は約5000件に達し、同省はメールでメルマガ読者に経緯を説明し陳謝するという。 防衛省によると、9日午前、内局の広報課からメールシステムの調整を依頼された同隊隊員が、作業終了を知らせるメールを広報課員に送信する際、誤ってメルマガの一斉送信用のアドレスにも送信してしまったという。 同システム隊は昨年3月、初の3自衛隊統合部隊として発足。組織内のほか、有事の際の司令部・中央指揮所のネットワーク管理を担当し、海外などからのサイバー攻撃などにも対応する。【本多健】