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ブックマーク / wiredvision.jp (76)

  • 「3人の親」を持つヒト胚を作成 | WIRED VISION

    「3人の親」を持つヒト胚を作成 2008年2月 6日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 画像はテレビドラマ『Three's Company』より 英国の科学者チームが、3人の親を持つ胚を作成した。 ニューカッスル大学の研究者たちは、生殖補助医療の過程で作られた胚から核を取り出し、それを、もとからあったDNAを除去した卵子に入れた。この卵子の提供者のミトコンドリアは残されたままだ[ミトコンドリアは卵子の細胞質に約25万存在する]。 つまり、完成した胚には、3人から提供された遺伝子が含まれていることになる。 この技術は、ミトコンドリアに関わる病気を防ぐことを目的としたもので、ロンドンにある医療審議会(MRC)のCenter for Neuromuscular Diseases(神経筋疾患センター)に、先週提示された技術だ。英国の『Teleg

  • 細菌のゲノム合成に成功:2008年中に合成生命も? | WIRED VISION

    細菌のゲノム合成に成功:2008年中に合成生命も? 2008年1月25日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Alexis Madrigal 生物学者のJ.Craig Venter氏。バージニア州アレクサンドリアの自宅にて Photo: Matt Houston/AP 科学者たちが細菌のゲノム(全遺伝情報)を合成した。147ページ分にも相当する、DNAの構成要素を示す文字列をつなぎ合わせたのだ。 研究者チームは、酵母菌を利用してDNAの4つの長いらせん構造を縫い合わせ、マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)というバクテリアのゲノムを作り出した。研究成果は、1月24日付の科学雑誌『Science』誌(オンライン版)に掲載される。 これまでに、より原始的なウイルスでの成功例はあったが、今回作成された合成DNAの長さはそれを1桁上回

  • デジタル写真立てにウイルスが混入、PCに感染の恐れ | WIRED VISION

    デジタル写真立てにウイルスが混入、PCに感染の恐れ 2008年1月26日 IT コメント: トラックバック (0) 南 優人/Infostand 英Sophos社は24日(現地時間)、米Insignia社のデジタル写真立て『NS-DPF10A』に、ウイルスが混入していたことが分かったため、警戒を呼び掛けた。接続したパソコンに、感染する恐れがある。米国の家電量販店で売られていた製品で、日では販売されていないとみられる。 問題の商品は、写真立てのような形をした10.4インチ型の液晶ディスプレーで、デジタルカメラで撮影した画像などを表示できる製品。量販店の米BestBuyで、約230ドルで販売された。USBケーブルでパソコンに接続すると、写真立てからパソコンにウイルスが入り込む。 Insignia社によると、製造過程でウイルスが入り込んだ。ただちに販売を中止、店頭から商品を回収したが、一部が購

  • Google、科学関連データセット用にテラバイト規模のストレージを用意 | WIRED VISION

    Google、科学関連データセット用にテラバイト規模のストレージを用意 2008年1月21日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal Photo:dannysullivan(flickr) 米Google社の関係筋が明らかにしたところでは、まもなく同社が、あまり目立った動きのなかったドメイン「http://research.google.com/」(Google Research)で、オープンソースの科学関連データセット用にテラバイト規模の格納場所を提供するという。 ストレージは科学者らに無料で開放され、データへのアクセスも自由に行なえるという。『Palimpsest』と名づけられたこのプロジェクトは、2007年8月に『Googleplex』(マウンテンビューにあるGoogle拠の通称)で開催された『Science Foo camp

    vsa
    vsa 2008/01/22
  • 酵母菌の寿命が10倍に:人間に応用できる部分とできない部分 | WIRED VISION

    酵母菌の寿命が10倍に:人間に応用できる部分とできない部分 2008年1月21日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 南カリフォルニア大学の研究チームが、ある生命体の寿命延長記録を樹立した。 残念ながら、その生命体はヒトではない。パンを焼くのに使われる酵母菌(イースト)だ。しかしだからといって、この実験で使われた事制限と遺伝子操作という手法の組み合わせが、ヒトの役に立たないとは限らない。 老年学を専門とするValter Longo博士の率いる研究チームは、『RAS2』と『SCH9』という2つの遺伝子を欠いた酵母菌を培養して、今回の実験に使用した。これら2つの遺伝子は、酵母菌の場合は老化に、ヒトの場合はガンに関係するとされている。 実験では、遺伝子操作をした酵母菌に与えるカロリーを制限したが、カロリー制限はこれまで実験が行なわれている、酵

  • 回路とLED搭載コンタクトレンズ、ウサギで実験 | WIRED VISION

    回路とLED搭載コンタクトレンズ、ウサギで実験 2008年1月21日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Photo:ワシントン大学、ワイアード別記事から引用 20世紀後半には、自尊心のある子どもなら誰でも、流れてくる電子情報を自分の視野に重ねて表示するチャンスがあれば飛びついたことだろう。だが、こうした発想がSFから技術の世界に移って現実味を帯びてくるなかで、たいていの場合は、ポストサイバーパンクの旗手と言われるニール・スティーヴンスン著のSF小説『スノウ・クラッシュ』(邦訳早川書房刊)的というよりは、学生の電子工作的な趣きのあるガジェット(画像)という雰囲気が強くなっていた。 だが、状況が一変する可能性がある。ワシントン大学の電気工学研究チームが開発し、米国電気電子技術者協会(IEEE)が主催する微小電気機械システム(MEMS)の国際

  • 「思考で制御される外骨格」:脳活動で歩行ロボットを遠隔制御する日米共同研究 | WIRED VISION

    「思考で制御される外骨格」:脳活動で歩行ロボットを遠隔制御する日米共同研究 2008年1月17日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Noah Shachtman 将来、ロボットがついに人類を支配する――そのとき、ロボットを動かしているのはサルの脳かもしれない。 米国防総省の資金援助を受けたデューク大学の神経科学者らは、数年前に、サルにその小さな脳でロボット・アームをコントロールさせる(動画)方法を考え出した。それだけでもかなりのものだが、『New York Times』紙によれば、同チームは今度は、サルの脳活動だけを使って、重さ約90キログラム、高さ約1.5メートルの人型ロボットを、ランニングマシンの上で歩かせる方法を考案したいう。 『ターミネーター』と『猿の惑星』が一緒になった、究極のSF的ディストピアに、人類はどれだけ近づいたのだろうか? 同じ研究者チームが

  • 光を99.9%吸収する「極めて暗黒な素材」 | WIRED VISION

    光を99.9%吸収する「極めて暗黒な素材」 2008年1月17日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Rob Beschizza ライス大学(テキサス州ヒューストン)などの研究チームが1月15日(米国時間)、当たった光を99.9%吸収する極めて「暗黒な」物質を開発したと発表した。 Reutersの記事によると、カーボンナノチューブで作られたこの特殊な繊維は、一般に「黒」と認識される色よりも約30倍暗いという[複数のカーボンナノチューブがブラシのような形で構造化されており、「ブレード」間の小さなギャップに光が捉えられる仕組みという。表面も、反射率を抑えるよう、加工されている。論文は『Nano Letters』に掲載される]。 Photo:Reuters。 ワイアードの別記事から引用 ライス大学の研究者Rulickel Ajayan氏は、この物質は反射率が0.045%

    vsa
    vsa 2008/01/17
    軍事利用されるのは間違いない。
  • 時間が減速している:「宇宙膨張は加速」を疑う新説 | WIRED VISION

    時間が減速している:「宇宙膨張は加速」を疑う新説 2008年1月17日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (2) John Borland 科学者たちは10年間にわたり、ある驚くべき現象に頭を悩ませている。はるかかなたに見える超新星が、近くにある星よりも高速に地球から遠ざかっているように見えるのだ。 研究者の多くは、これらの星が何らかの理由で加速している――あるいはもっと正確に言うと、ビッグバン後の宇宙の膨張速度が時間の経過とともに加速していると推測している。 このことは、とくに、宇宙では物質が優勢であると考えられていることからすれば奇妙なことだった。つまり宇宙の膨張は、物質が互いに引き合う力の総体的な作用を通じて、加速するのでなく減速していくはずなのだ。そこで科学者たちは、「暗黒エネルギー」と呼ばれる斥力が宇宙の加速膨張の原因だと主張してきた。 だが、ちょっと待ってほ

  • 「人工筋肉」兼「人工神経」:圧電複合素材『MFC』の可能性 | WIRED VISION

    「人工筋肉」兼「人工神経」:圧電複合素材『MFC』の可能性 2008年1月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Loretta Hidalgo Whitesides 「筋肉や神経」のように機能するマクロファイバー複合体(MFC)が、米航空宇宙局(NASA)が選ぶ2007年の米政府発明大賞に決まった。 この合成素材はセラミック繊維でできており、電流を流すと筋肉のように収縮する。また、振動を加えたり曲げたりすると電流が生じることから、次世代の圧電性素材として振動検知器にも利用できる[この合成素材を構造の中に組み込むことで、構造を変形させることができるほか、構造が受けた力を検知することもできる]。 MFCはこれまで、ヘリコプター・ブレードを改善するための研究や、スペースシャトルの発射台やクローラーの振動監視などに利用されてきた。 宇宙航空分野以外の用途(Power

  • 35時間無睡眠のサルも元気に――脳内ホルモンを鼻内にスプレー | WIRED VISION

    35時間無睡眠のサルも元気に――脳内ホルモンを鼻内にスプレー 2008年1月 8日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (2) Alexis Madrigal 脳内ホルモン『オレキシンA』を鼻内噴霧すると、睡眠不足のサルを覚醒させる効果がある。オレキシンAには目立った副作用もなく、新しい眠気覚ましとして期待できるかもしれない。 Photo: Flickr/Mayr コーヒーはもう飲み飽きたという多くの人たちにとって、これは夢のような話だ。米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)から資金提供を受けた研究チームが、眠気を撃退する薬を見つけたかもしれない。 脳内で自然分泌されるホルモン『オレキシンA』を含む鼻内噴霧薬を使うと、サルの睡眠不足が解消され、認知能力テストにおいて、睡眠の足りているサルと同程度の結果を記録したというのだ。 睡眠を30〜36時間取らせずにおいたサルた

  • 謎の米軍施設『HAARP』、公文書が認めるその能力は | WIRED VISION

    謎の米軍施設『HAARP』、公文書が認めるその能力は 2008年1月 7日 社会 コメント: トラックバック (0) David Hambling ここ数年、陰謀説派が最も激しく憶測を展開した対象といえば、米軍がアラスカで展開している軍事プログラム『高周波活性オーロラ調査プログラム』(HAARP)をおいてほかにない。 アラスカにある莫大な数の送信機、電波探知機、磁気探知機は、何らかの超強力兵器だ――ここ数年飛び交ったそんな憶測を、米国防総省は鼻先であしらってきた。 だが、最近明らかになりつつある情報から判断すると、陰謀説派がまったく的外れというわけではなかったようだ。 HAARPに対しては当初から、具体的に何をしているのかについて数多くの意見が出ていた。マインド・コントロールのための巨大施設、高高度核爆発への対抗手段、天候を制御する装置、電離層を沸騰させるマッドサイエンティストの実験、究極

  • 謎の米軍施設『HAARP』、研究内容の一端が明らかに | WIRED VISION

    謎の米軍施設『HAARP』、研究内容の一端が明らかに 2007年11月 7日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Noah Shachtman 2007年11月07日 photo credit:Edward Kennedy/ U.S. Naval Research Laboratory 数ある米軍のプロジェクトの中でも、『高周波活性オーロラ調査プログラム』(HAARP)ほど、電磁波の危険に過敏な人たちを怒り狂わせるものはそうない。 HAARPについては、以前ワイアードでも施設の完成(日語版記事)についてお伝えした。 アラスカの大地にずらりと並んだアンテナは、電離層を沸騰させる超強力兵器ではないかとの憶測を呼んでいる。ほかにも、天気を制御する装置、マインド・コントロールのための巨大施設、高高度核爆発への対策、はたまた究極の無駄な公共事業といった噂が飛び交っている。

  • 『ワープドライブ:新たなアプローチ』を米物理学者が発表 | WIRED VISION

    『ワープドライブ:新たなアプローチ』を米物理学者が発表 2007年12月18日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) John Borland ラスベガスのアトラクション『Star Trek: The Experience』より、ワープ以下の速度で航行する宇宙船エンタープライズ号。 Image: Sebastian Prooth(『Flickr』より) ワープドライブは、もはやSF世界の話ではない。 『スタートレック』的な宇宙移動法の開発を、高度な文明のもとで可能にするかもしれない技術について、その数学的理論を紹介した論文が、米国ベイラー大学の物理学者Richard Obousy氏とGerald Cleaver氏によって発表されたのだ。 このワープドライブは、隠れている、あるいは「コンパクト化されている」5次元時空を大きなバブル状に膨らませ、それを利用して通常次元の

  • 「光を制御する」メタマテリアル:実用化への道を探る(1) | WIRED VISION

    「光を制御する」メタマテリアル:実用化への道を探る(1) 2007年12月 5日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal ある不思議な新素材の登場により、『スター・トレック』に出てくるような透明化技術の実現が1歩近づいた。 その新素材とは、負の屈折率を持つ「メタマテリアル」だ。この素材を用いると、光が自然界ではあり得ない形で屈折し、その物体はほぼ視認できなくなる。科学者たちはメタマテリアルの可能性に畏怖(いふ)の念すら抱いている。 「こうした素材があれば、光を完全に、まるで魔法のように支配できるだろう」と話すのは、ノースカロライナ州立大学電気情報工学部のDavid Schurig助教授だ。「こうした素材の可能性は、透明化技術だけでなく、人間が利用する最も豊かな情報伝達経路である光を自由に制御できるようになるということだ。1つはっきり言え

  • 理論物理学者ミチオ・カク氏の語る「宇宙文明への道」 | WIRED VISION

    理論物理学者ミチオ・カク氏の語る「宇宙文明への道」 2007年9月21日 カルチャー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 2007年09月21日 Image: Angelo Ventura 人類全体(注)がオタク的な悦楽に浸れる時代はもうすぐそこだと、楽天的な未来図を描きたがらない科学分野なんてあるのだろうか。 誤解しないで欲しいが、私はそうしたものが好きだ。ダウンロード可能な心だとか、種を蒔いておけば成長する家だとか、そんなビジョンがなければ、世界はつまらないものになってしまう(いますぐにでも、Charles Stross氏の『Accelerando』を読んで欲しい!)。 こうした希望や夢はいずれも、宗教的とまで呼べそうな機能を担っているように感じられてくる。つまりそれは、楽観主義の源であり、はけ口であり、何かわれわれよりも大きく優れたもの、より長く続くものと一