園内のコブハクチョウから鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出た高岡古城公園動物園=富山県高岡市で2010年12月17日、本社ヘリから大西岳彦撮影 富山県は17日、同県高岡市の高岡古城公園動物園でコブハクチョウ2羽が死んでいるのが見つかり、高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いがあると発表した。県が周囲を調べたところ、他に感染の疑いはなかった。 県によると、16日午前、職員が死んでいる2羽を確認。簡易検査で、うち1羽から陽性反応が出た。家畜伝染病予防法に基づく移動制限の必要はない。県は半径10キロ圏内の養鶏場などに聞き取り調査をしたが、異常はなかったという。13日までにほかに3羽が死んでいたが、鳥インフルは確認されていない。動物園は園内を消毒し、17日から休園している。 同園では鳥類約100羽を分散して飼育。死んだ2羽は堀跡で12羽と一緒に飼われ、飛べないよう処置されていた。県は遺伝子検