米軍輸送機C9が11日午前11時半、沖縄県宮古島市の宮古空港に着陸し、40分後に離陸した。在日米海軍によると、神奈川県の厚木基地から米海軍第七艦隊音楽隊を運ぶためで、音楽隊は12日に同市で演奏会を開く。米軍機の宮古空港使用は「十数年ぶり」(同空港管理事務所)という。 空港を管理する沖縄県の仲井真弘多知事は「遺憾だ。民間機の円滑で安全な運航を確保する観点から、緊急時以外は米軍は使用すべきでないというのが県の一貫した考えだ」とのコメントを発表した。県は在日米海軍から事前に空港使用の届け出を受け、米側に自粛を求めていた。