津波で全壊した陸前高田市立図書館の再建を支援しようと、司書などの資格取得を目指す立教大(東京都豊島区)の学生11人が23、24の両日、現地で全国から寄せられた本の仕分け作業などを手伝った=写真=。 建物が全壊した図書館では職員7人が死亡、約8万冊の蔵書も流失するなどした。同市には震災後、図書館の再建に役立ててほしいと全国各地の図書館や個人から約8000冊の本が贈られ、廃校になった市内の小学校に保存している。 学生たちは両日、将来の図書館再建に向けて本を一般書や児童書などに分類したり、パソコンに登録したりする作業を行い、文学部3年の戸口有莉さん(21)は「微力だとは思いますが、継続して支援して復興に少しでも協力したい」と話していた。