17日で発生から23年となった阪神大震災。41人の学生と教職員が亡くなった神戸大学(神戸市灘区六甲台町)の社会科学系図書館3階には、震災に関する資料を所蔵する「震災文庫」がある。震災から9カ月後に開館し、書籍や当時の写真、チラシなど収集した資料は約5万5000点。23年が経過し、来館者の減少や、ネットでの2次利用の許諾が取れていないことなど課題もあるが、災害の事実を後世に伝える重要な役割を担ってきた震災文庫。その歩みを追った。【米山淳】
![現場から・ひょうご:神戸大付属図書館震災文庫 復興、防災教訓伝える /兵庫 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/53b142c52ee29b73ff1c70fc5938a91e3384e5a2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2018%2F01%2F17%2F20180117oog00m010080000p%2F9.jpg%3F1)
17日で発生から23年となった阪神大震災。41人の学生と教職員が亡くなった神戸大学(神戸市灘区六甲台町)の社会科学系図書館3階には、震災に関する資料を所蔵する「震災文庫」がある。震災から9カ月後に開館し、書籍や当時の写真、チラシなど収集した資料は約5万5000点。23年が経過し、来館者の減少や、ネットでの2次利用の許諾が取れていないことなど課題もあるが、災害の事実を後世に伝える重要な役割を担ってきた震災文庫。その歩みを追った。【米山淳】
学外利用者の内訳は、他大学の学生・教職員の割合が2011~2014年度でそれぞれ、61%、57%、65%、51%であり、研究目的の利用が多いと思われる。先ほど利用者数が多くはないと述べたが、個々の利用は、腰を据えた資料調査やレファレンスを要する調査など、「震災文庫」ならではの例が散見される。2014年には、海外の大学教員が震災時の外国人被災者に関する資料を1か月間にわたり調査したり、他大学に在籍する留学生が、四川大地震との比較研究のため、1か月半、毎日のように来館したりした例があった。2015年3月にも海外の大学教員が、自国の伝統建築の耐震性と比較するため、震災前後の神戸の寺社について1か月ほど調査を行った。他にも消防関係者が震災当時の救助活動の情報を求めてきたり、水道事業の関係者が震災前後の水道管の耐震性比較を目的に訪れるなど、利用例は様々である。 一方、学内者の利用例には2014年度、
完全なメモ(リンク集)。 以下の連載記事で神戸大学附属図書館の「震災文庫」(というか小村さん)が紹介されていて、わけあって何度か参照することになったんだけど、記事を全部探すのに結構苦労して。。(一覧してみて分かったが、一部の記事が「伝えつなる」になっている。) つなぐ/伝えつなる〜阪神淡路大震災20年〜①長い歳月で薄れゆくもの(2015/2/2) http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws10478 つなぐ/伝える ~阪神淡路大震災20年~(2)資料の収集と公開(2015/2/11) http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws10513 つなぐ/伝える ~阪神淡路大震災20年~(3)〝情報
「震災文庫」について調べ始めた時、まず非常に驚かされたことがある。同文庫の公開が、阪神淡路大震災の発生した平成7年の10月にはもう始まっていたという点だ。 発災からわずか9カ月。それも、被災地の中心に近い神戸市灘区にある大学で、だ。同大では職員と学生あわせて41人が犠牲となった。建物が無事とはいえ、書架の転倒、倒壊などによる被害は甚大。区内ではガスや水道が1~3カ月にわたり復旧しなかったという。そんな中で1月30日から図書館業務を再開し、4月には資料収集が開始されたというのだ。 「きっかけは、外部の方から『今回の地震に関する資料を網羅的に閲覧できる場所はないか』と問い合わせされたことだったそうです」と、電子図書館係の小村さんが教えてくれた。 これを受けた同大は「地震に関する資料の収集・整理・保管、そして一般公開にあたることが、被災地にある大学の責務」と判断。当時司書として勤務していた
三宮駅前の百貨店・そごう神戸店。大地震で崩れ落ちたという当時の状況を説明されても、とうとう具体的なイメージはわかなかった。 「今では想像できないですね…」と答えつつ、ああこの感覚にはよくよく覚えがあるなと考えていた。ただし、このときとは逆の立場からだ。 発災当時を知らない人、かつての町の姿を見たことがない人に、被害状況や以前の市街地の様子を説明しようと試みたとき、誰もが一度は〝この感覚〟を味わったことがあると思う。 目の前に跡形もないものを想像するというのは、大変困難な作業だ。「ここに○○があったんですよ」「ここではこういうことが起きたんです」。どれほど言葉を尽くしても「伝わった」気がしない…そう感じるむなしさ。 では、戦争にしろ災害にしろ、現場に居合わせなかった者、後世に生きる者が、そのときの状況を知ろうと思った場合、よすがにするものといえば何だろう。▽経験者による語り▽原爆ドー
2014年10月17日から11月16日まで、神戸大学社会科学系図書館において、資料展「つたえる・つながる~阪神・淡路大震災20年~」が開催されています。 発生から20年を迎え、震災を経験していない世代が多くなった今、改めて当時の被害や様子を広く「つたえる」と共に、未来へと、人々へと「つながる」ために今も懸命に行われている様々な取り組みについても紹介されているとのことです。 2014年12月24日から2015年1月29日にかけて第2期の展示もあるようです。 神戸大学附属図書館平成26年度 資料展 つたえる・つながる~阪神・淡路大震災20年~ (神戸大学附属図書館) http://lib.kobe-u.ac.jp/www/html/tenjikai/2014tenjikai/2014tenji.html 参考: 神戸大学附属図書館の「震災文庫」、被災地域に阪神・淡路大震災の関連資料を提供 Po
阪神・淡路大震災から丸17年となる17日、神戸大など関西9大学の新聞部・サークルが加盟する「UNN関西学生報道連盟」が、震災をテーマにした初の「号外」を発行する。学生にアンケートをして、震災の記憶が遠のきつつある現状をまとめ、「1・17思い出してや 今日やんか!」と訴える。(本田純一) 昨年の1月18日、神戸大のメンバーが震災追悼の号外を発行。今年は同連盟で取り組むことにし、関西学院大、神戸女学院大、関西大などの学生が携わった。 震災の記憶がない学生が増えていることを踏まえ、昨年12月、9大学でアンケート。計506人から回答を得た。 「1月17日が阪神・淡路大震災があった日だと意識できるか」の問いには、当時、兵庫県内に住んでいた学生の80%が「はい」と答えた。しかし大阪では59%、その他の地域では40%にとどまった。 また、「震災と言えば?」との質問には、当時の兵庫県在住者でも「東日本」が
デジタルギャラリー ごあいさつ 写 真 動 画 音 声 図 書 新聞・広報誌紙 パンフレット データ・WWW デジタル化資料一覧リスト
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く