東京都文京区の東京大学前の路上で、大学入学共通テストの受験生ら3人が刃物で襲われ、私立高2年の少年(17)が殺人未遂の疑いで逮捕された事件(15日)で、当日に東京メトロ南北線東大前駅構内で少年と遭遇し通報した中野区に住む受験生の男子学生(18)が16日、事件の様子を語ってくれた。男子学生は容疑者の少年と向き合ったとき、「おもむろにマッチを取り出され、シュッとすって(着火させて)から投げられた」と恐怖の思いを語った。 少年が下車した東大前駅構内では、少なくとも8カ所で着火剤のような物が燃える不審火が確認。警視庁は少年による放火とみている。少年は南北線の車内でも放火を企て、リュックから可燃性の液体を漏らし、着火しようとしていた。 刺傷事件が起こる直前の15日午前8時25分ごろ、男子学生は東大前駅構内で少年を目撃した。受験生など10人ほどが周囲にいたという。少年の様子について「テンションが高くて