三浦市三崎町小網代の市道2路線が、廃道の危機にさらされている。一部が崩落するなど通行不能の状態にあるためだが、そもそもなぜここまで荒廃してしまったのか。背景には、認定当時から市の管理が追い付かない実情があった。 2路線は…
![なぜ…三浦・小網代の市道2路線、廃道の危機に 一部は崩落、通行不能も | カナロコ by 神奈川新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0c89ba1376dad6c3c1dc91523d35f5b5b66f3e6a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.kanaloco.jp%2Fsites%2Fdefault%2Ffiles%2Fstyles%2Frectangle_750_390%2Fpublic%2F2024-07%2Fshido.jpg%3Fitok%3DcSWwxaV-)
東京都知事選(7月7日投開票)に立候補しているレイシストで差別団体「日本第一党」党首、桜井誠氏が選挙演説で外国人排斥のヘイトスピーチを連発している。毎回批判を浴びながら出馬は2016年、20年に続き3度目。まかり通る「選挙ヘイト」が…
全国各地の神社を束ねる宗教法人「神社本庁」(東京)から鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)が離脱したことを巡り、同宮の吉田茂穂宮司が20日、同市内で会見し、「組織活動は恣意(しい)的、独善的状況がみられると受け止められている」と述べ、田中恆清総長を中心とする神社本庁執行部を批判した。離脱する理由について「内部からの正常化を目指すことは断念せざるを得ない」と説明した。 吉田宮司は神社本庁のあるべき姿として、宗教的権威を象徴する鷹司尚武・統理を中心とする運営が必要だと説明。2022年に鷹司統理が体制刷新のため総長ポストに田中氏とは別の役員を指名したが、役員会は賛成多数で田中氏の続投を議決、現在も総長ポストを巡る裁判が続けられていることを問題視している。 さらに財産売却に関する不正の疑いを内部告発した職員を神社本庁が懲戒処分し、22年4月に最高裁は処分無効とし、神社本庁側が敗訴していた。吉田宮司は二つの裁
横浜市出身の芥川賞作家・荻野アンナ(67)が4月、神奈川近代文学館(同市中区)の館長に就任した。フランス文学研究の傍ら、小説や評論の執筆、翻訳など幅広く活躍してきた。機知に富んだ文章で読者を魅了する荻野に、文学館の在り方や創作の心得を聞いた。 同館が建つ「港の見える丘公園」のそばで暮らしてきた荻野。館長として地元に貢献できる喜びを明かしつつ、「『長』の付くものは苦手なので『やめてちょう』と言っていた。場所の持つ力や組織の風通しの良さが引き受ける決め手になった」と、ちゃめっ気たっぷりに語る。 2022年に同館主催の特別展「没後50年 川端康成展」の編集委員を務め、職員と共に展示を作り上げる楽しさを知った。「展覧会で粋な計らいをしたり、若年層に来てもらおうとゲームや漫画とのコラボレーションを実現したり、職員の皆さんの発想や企画力を信頼しています」 1984年の設立以降、130万点を超える近代文
神奈川県立湘南台高校(藤沢市)で4月、付け毛(エクステンション)をしていた女子生徒1人が「校則に抵触する頭髪」として、クラスの集合写真から除外されたことが関係者への取材で分かった。生徒は前年度、当時の担任教諭から許可を得ていたが、新しい担任はこうした経緯を確かめずに問題視。生徒がその場で対処すると伝えても撮影に加わることを許さず、排除したという。県教育委員会は取材に「行き過ぎた生徒指導ではない」との見解を示した。 子どもの権利条約を踏まえて施行された「こども基本法」は、子どもが自分に関わる事柄について意見を表明する権利を明記しており、専門家は新担任の非寛容(ゼロトレランス)な厳罰指導を「いじめ」と批判する。同校は県立インクルーシブ教育実践推進校に指定されており、「インクルーシブ=包摂」とは程遠い実態が明らかになった格好だ。 同校は校則(生徒の心得)で「パーマ、染色、脱色など頭髪に手を加えな
飛鳥時代の倉庫などを復元した「橘樹(たちばな)歴史公園」(川崎市高津区)のオープン記念式典が18日に行われ、周辺住民や歴史ファンら450人が訪れた。当時の衣装を身に付けた川崎市の福田紀彦市長は「歴史的な場所が未来の子どもたちまでつながってくれればうれしい」と完成を祝った。 公園内には、柱を使わずに板材を組んで屋根を支える板校倉造(いたあぜくらづくり)を採用するなど、かつての工法を使い復元した倉庫や倉庫の柱の一部が配置されている。 2015年に同市内で初めて国指定史跡に指定された「橘樹官衙(かんが)遺跡群」があり、7~10世紀の役所跡などが発見されている。歴史的価値が高いことから、同市教育委員会が公園として整備を進めてきた。 6月には内部の特別公開も
「桃尻娘」で作家デビューし、続いて少女漫画評論集「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ」を世に問うた橋本治は突然気が付いた─「平安朝の女流文学は少女マンガである」。 映像プロデューサー・浦谷年良は橋本が「をかし」は「カッコいい」、「あはれ」は「ジーンときちゃう」と解説するのを聞いて衝撃を受け、「枕草子」の現代語訳を熱望した。〈大胆不敵〉でありながら〈精緻〉な「桃尻語訳 枕草子」はこうして生まれた。 〈大胆不敵〉とは桃尻語という橋本の生み出した言葉に訳したこと。大島弓子らによる1980年前後の革新的少女漫画と平安時代に花開いた女流文学とは、男社会における女の表現の姿勢として同質だと橋本は看破した。清少納言はナウいキャリアウーマンだったのだから、少女漫画に取材した桃尻娘の言葉で訳せるはず、との仮定からスタートする。 〈精緻〉とは原文を厳密に一字一句、桃尻語に置き換えたこと。勢いで意訳したのではなく、
橋本治が1977(昭和52)年に初めて書いた小説が、のちの代表作「桃尻娘」だった。女子高校生の一人語りで若者が日ごろ抱える社会への不満や悩み-妊娠や同性愛といったテーマに分け入り、それまでにないスタイルと内容で世間に衝撃を与える。同作はシリーズ化され、単行本6冊を刊行。桃尻娘・榊原玲奈と、3人の同級生-木川田源一、磯村薫、醒井(さめがい)凉子を主人公に、彼らが成長していく様子を、橋本は登場人物に寄り添いつつ書き進めた。 シリーズ6冊目「雨の温州蜜柑姫(おみかんひめ)」の主人公は醒井凉子。橋本が「うっとりするような美しいトンチンカン」と設定する凉子は、大学1年の夏、先輩の滝上圭介を好きになり妊娠、木川田が滝上に思いを寄せているとも知らず、滝上と仲のいい木川田に相談を持ちかける。衝撃を受け、傷つきながらも、木川田は凉子のため奔走するのだった(第2冊「その後の仁義なき桃尻娘」)。 「雨の温州蜜柑
米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が5日午前9時55分ごろ、母港の横須賀基地(横須賀市)を出港した。昨年11月の横須賀帰港後、定例の長期整備を行っており、本格出港に備えた短期の試験航海とみられる。 レーガンは同9月、横須賀基地出港を7回延期したが、今回は延期はなかった。米側は当時、延期の理由を説明しなかったが、日本政府に「原子炉とは関係なく、原子力空母の安全性や周辺環境への影響はない」と伝えたという。 在日米海軍司令部(同)は今月2日、岩国基地(山口県)のレーガン艦載機部隊による陸上空母離着陸訓練(FCLP)を4~15日に硫黄島(東京都)で実施すると発表。レーガンは今回の短期航海後に横須賀に帰港し、長期航海へ出港。洋上で艦載機部隊と合流する見通し。 レーガンは今年、同型艦のジョージ・ワシントンに交代する。ワシントンの横須賀配備は2回目で、4月下旬、米ノーフォーク海軍基地(バージニア州
逗子市と葉山町にまたがる神奈川県内最大級の前方後円墳「史跡長柄桜山古墳群第1号墳」の整備が完了し、20日にオープニングセレモニーが行われる。 同古墳群は1999年に発見された2基の前方後円墳。いずれも古墳時代前期(4世紀後半)に築造され、全長は1号墳が91メートル、約500メートル離れた2号墳は88メートルに及ぶ。 保存状態が比較的良好で、2002年に国指定史跡となった。1号墳は表面にわずかな土しか堆積しておらず、古墳の崩壊を防ぐため14年度から盛り土とササタケの植栽を実施。来場者向けに頂上への階段を設け、木製棺の埋設場所表示や埴輪(はにわ)のレプリカ、説明板を設置した。 江の島や富士山を望む標高120メートルの山頂に位置するため、工事用資材の搬入にも苦労して整備に10年かかった。整備費は両市町合わせて約2億3千万円。 整備完了を祝うオープニングセレモニーは午前10時から始まり、テープカッ
パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場、横浜市西区)は、みなとみらい地区の水辺に立つ施設群のミニチュア「カプセル都市計画パシフィコ横浜」を発売した。2500分の1サイズで再現したもので、六つの区画ごとにカプセル入りおもちゃとして販売。それぞれ小さなパーツから組み立て、まちを体感してもらう。 横浜のデザイン事務所「NOSIGNER(ノザイナー)」の太刀川英輔さんが監修。水辺だけでなく将来はみなとみらい地区全体をカバーする目標もある。 初の試みだが、国立大ホールが聖地としても関心が高く、3月28日の発売からオンライン販売を含め500個が売れたという。 組み立てるとまちが完成 発売された「カプセル都市計画パシフィコ横浜」(パシフィコ横浜提供) [写真番号:1236633] この写真に関するお問い合わせ 約24センチほどのミニチュア(パシフィコ横浜提供) [写真番号:1236647] この写真に関する
児童数が急増している藤沢市立鵠洋(こうよう)小学校(同市鵠沼桜が岡3丁目)は2024年度、図書室を普通教室に転用する方針を決めた。すでに視聴覚教室の転用を進めているが、新2年生の人数が当初の推計を上回る見込みになったため。一方、保護者らは11日、同市教育委員会を訪れ、「図書室は子どもにとって重要な場所」と存続を申し入れた。 同校は近年、周辺の宅地開発を背景に児童数が増加の一途をたどっている。市教委によると、児童数は約1200人で、23年度の学級数は36学級に上る。31学級以上の「過大規模校」に位置付けられており、プレハブ校舎3棟(8学級)を整備し対応している。 24年度は2学級増え38学級となることが確定しており、視聴覚室を普通教室に転用する工事を進めている。さらに、昨夏以降に1年生が急増、同校は「24年度の新2年生の学級数が今年3月段階で6クラスのままか、7クラスに増えるかの境界線上にあ
小田原市議会の大川裕議長ら市議5人が昨年7月の議会運営委員会の行政視察の日程中に大阪市内のキャバクラなどで深夜まで遊興していたことが23日、関係者の話で分かった。同9月に匿名の告発文で発覚した。 告発者が5人に対し「議員辞職すべきだ」と訴えたことから大川議長らは「刑法の強要罪に当たる」と主張し、神奈川県警に告発者の捜査を要請。関係者からは「事実を隠し、公益通報者に圧力をかけようとしている」との声も上がる。 5人は自民、公明、日本維新の会に所属。視察は公費約60万円をかけ、議運委員と議会事務局職員ら計11人が昨年7月に1泊2日の日程で大阪府内を訪問。初日の夜に議長ら5人と議会事務局職員1人が私費で大阪・心斎橋の「熟女キャバクラ」に入店し、2軒目のバーも含めて翌日午前0時過ぎまで飲んだ。 告発文は同9月に篠原弘副議長と議会事務局長宛てに匿名で届き、5人がキャバクラに入店する写真なども証拠として
昔ながらの古着屋や学生に愛される飲食店などが並ぶ通りの一角に「古本」と張り紙がされた風情漂う店がある。東急東横線白楽駅からほど近い「Tweed Books(ツイードブックス)」(横浜市港北区)。12月に開業10周年を迎える町の“古本屋”だが、お客さんとの距離が近いのが特徴という。店主の細川克己さん(48)自らが案内人として、本を通して広がる新たな世界へいざなっている。 店内は約15坪。棚には所狭しと本が並べられ、デザインや美術、哲学書、国内外の文芸書など多彩なジャンルの約1万5千冊を手に取ることができる。価格も100~4万円と幅広く、細川さんは「検索すれば一発で目当ての本に出合える時代だけれども、自分の“焦点”だけでは見つけられないものに出合える場所が古本屋。この店もいろいろなお客さんに出会って幅を広げてきた」とほほ笑む。 横浜出身の細川さんは大学卒業後、大手書店での販売を経て、出版社の営
神奈川県内の公立高校入試のインターネット出願システムを巡り、Gメールで申請した受験生にメールが届かない不具合が相次いだ問題で、システム事業者の設定ミスが原因だったことが7日、分かった。不具合は解消されたという。 県教育委員会が同日、発表した。高校教育課によると、事業者がグーグル社のガイドラインに沿った設定をせず、短時間に大量のメールを送信した結果、迷惑メール扱いになった。同課は「事業者がガイドラインを熟知していなかった」と釈明。「志願者や保護者、中学校関係者らに迷惑をかけ、本当に申し訳ない」と改めて謝罪した。 県教委は1月4日から志願者登録の申請を受け付けたが、9日になって案内メールが届かないとの問い合わせが相次いだ。県教委は19日に不具合が解消されたと発表したものの、出願期間初日の24日に再発。学校現場などが対応に追われていた。
海老名市国分南の国指定史跡「相模国分寺跡」隣接地の高層マンション建設計画について、事業者の明和地所(東京都渋谷区)が計画を中止し、市に開発事業廃止届を提出していたことが分かった。当初の計画に対して近隣住民から、建設反対の意見や高さを低くするよう見直しを求める声があり、同社は計画を変更する意向を市側に伝えていた。 届け出は25日付。同社は計画中止の判断について神奈川新聞の取材に、「近隣の皆さまの意向に沿う形で検討した結果」と説明。マンション建設予定地は、すでに一戸建て住宅の事業者に売却したという。 当初の計画は、同史跡の隣接地約2100平方メートルの敷地に計47戸が入るマンションを建設するもの。西側は14階で高さ43メートル、東側は最大4階の2棟からなる構成だった。 近隣住民が景観悪化懸念
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く