ちょっと時間はかかりますが、運賃の安さが魅力の高速バス。 新型コロナの影響をもろに受けて、全国的に運休が相次ぎましたが、このところ便が戻りつつあります。 今月、岩手県奥州市でも、仙台駅とを結ぶ高速バスが復活したのですが、そのルートが、ちょっと不可解なんです。 高速バスなのに遠回り? バス会社の“やむにやまれぬ事情”を解説します。 (盛岡放送局記者 髙橋広行) ルートを見てびっくり 新たに誕生した高速バスは、その名も「水沢仙台線」。 奥州市水沢と仙台駅を結び、大人片道2600円。 東北新幹線の水沢江刺駅から仙台駅までと比べると、運賃はほぼ半額なのですが、ルートはこうなっていました。 奥州市から、金ケ崎町、北上市を経由し、ようやく東北自動車道に入り、仙台へ向かいます。 何かの間違いではありません。 この高速バス、目的地の仙台へと最短ルートで南下せずに、いったん北上してから、南下するのです。 な