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ブックマーク / sirduke.hatenablog.com (7)

  • 失われた20年のあとの破壊された5年 - 政治家が嘘をつくことが当たり前になってはいけない - 読む国会

    一連の事件の中で、様々に驚くことはあったが、まるでスパイ映画のように非現実的な事件を覚えているだろうか。 財務省の職員は国交省まで出向いて、わざわざ元の文章を改ざんしてさし変えようとした。しかしそれを国交省の職員は改ざんされると予知してコピーを提出していた。 にわかには信じがたい事件である。まず断言しておきたいのは、安倍政権よりも前に何の報道もなされていない時に起きたとしたら、あるいは、日以外の先進国でこのような自体が起きたとすれば、国会あるいは世間も蜂の巣をつついたような大騒ぎになっていたはずだ、ということだ。 ウォータゲート事件も真っ青である。 我々は既にありえないような事態に対して、慣れきってしまっている。これは由々しき問題だ。 安倍政権の5年間の政権運営における最大の問題点は、このように、多くの人が政治の不正に対して極限まで鈍感になってしまったことではないだろうか。 先日、加計学

    失われた20年のあとの破壊された5年 - 政治家が嘘をつくことが当たり前になってはいけない - 読む国会
  • 自民党はデータと事実を捨て、近代国家を放棄する覚悟があるか ー 高度プロフェッショナル制度の委員会採決を巡って - 読む国会

    この記事はかなり長い。それを断った上で、憲政史上最悪とも言える、厚生労働委員会の採決に至るまでの経緯を説明したい。 この経緯は実況していただいた、法政大学の上西教授のツイートを引用している。 さて、5月25日、すでに不適切なデータが見つかっていた高度プロフェッショナル制度を審議する衆議院・厚生労働委員会において、再び不備が見つかった。 採決を予定していた当日の朝だ。 厚生労働省は25日の衆院厚労委員会理事会で、ミスが相次いで発覚した労働時間調査について、野党側の指摘で新たに6事業所で二重集計するミスがあったと報告した。 西村議員が指摘していた今日の理事会に提出されたデータの重複報告、これだそうです(長議員より提供いただきました。手書きメモ部分を削除)。 なぜ「コピー」が混在するなんてことが起きたのか、その説明はなし。 pic.twitter.com/WPSC1JSjFp — Mitsuk

    自民党はデータと事実を捨て、近代国家を放棄する覚悟があるか ー 高度プロフェッショナル制度の委員会採決を巡って - 読む国会
  • 安倍総理の答弁を可視化する。質問に答えるのに何分かかる? - 読む国会

    国会のアーカイブを見ながら、文字通りひっくり返りそうになった総理答弁があった。質問に対して延々答えずに自説を述べ続ける、この答弁の模様を確認するには実際に見ていただくのが最も良いと思う。 今回は、あえて総理答弁を書き起こした上で可視化する。 登場人物 今井雅人衆院議員 岐阜県選出の衆院議員。2009年初当選の「政権交代組」 元・維新の党幹事長として、おおさか維新とのゴタゴタを経験 通称「マット今井」株式投資に詳しい 安倍晋三総理大臣 友達に優しい 衆議院・今井雅人議員の安倍総理に対する質問 答弁内容のカラーリング 安倍総理の答弁内容について 野次への反応(赤) 野党や民主党政権への批判(青) 自画自賛(緑) 質問への回答(太字) と言う形で色付けする。 今井議員の質問 今井雅人議員 総理、戦略特区の案件ですよね。国家戦略特区の諮問会議の議長は安倍総理です。安倍総理がこの疑惑を払拭するために

    安倍総理の答弁を可視化する。質問に答えるのに何分かかる? - 読む国会
  • 憲政史上最悪の国会答弁の声も?総理の「読売読め」を許してはならない理由とは - 読む国会

    安倍総理の答弁は、なぜ「国会史上最悪」とまで評されたのか? そもそも自分が言い出した憲法改正問題について、まともに答弁せず、「読売新聞を読んでくれ」とは、憲政史上最も稚拙で最悪の答弁ではないだろうか。これほど国会と国民を冒涜し、また、特定のメディアに肩入れした発言もない。まさに増上慢の極み。総理は何が悪いのかすら理解できていないのだろう。— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) 2017年5月9日 小沢一郎(事務所)がこのような形で総理答弁を批判した。かなり強い言葉を使っているが、基的な見解は全く同一である。他の野党議員も、文言は違えど今回の発言を批判している。 今回の総理答弁は拙劣であり、今まで聞いたことが無いほど酷いものだ。 今回は、なぜこの総理答弁が憲政史上に残る醜悪な答弁であるのかを書く。 (追記)予算委員会の基的なあり方について www.yomu-kokkai

    憲政史上最悪の国会答弁の声も?総理の「読売読め」を許してはならない理由とは - 読む国会
  • 与党支持者でも、政権を批判するべき時がある理由とは? - 読む国会

    与党支持であっても政権を批判するべき時はある 日国憲法第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。 私はこの数日、ずっと当たり前のことを書き連ねているように思う。稿も、おそらく大多数の人にとっては「何も当たり前のことを」という内容である。 森友学園問題 野党が悪い? 昨今、記事であれ、ツイッターであれ、政権の失敗を指摘すれば、なぜか野党を揶揄するような反応が多く飛んでくる。 これはかつての政治報道を考えると、信じがたいことである。森友学園をめぐる既稿の弊記事にも、同じような反応があった。 www.yomu-kokkai.com 典型的なのは、こういう反応だ。 「こんな政権批判ばかりしていても、野党の支持率はあがらないよ」 しかし、

  • 共産圏化する日本 - 読む国会

    はじめに この記事に対する追記 www.yomu-kokkai.com この記事を読む前に www.yomu-kokkai.com 森友問題の核心 前回のブログの趣旨は、何も「森友学園問題は戦後最大の汚職事件である」とか「これが初めての日での汚職疑惑である」ということではない。 これほど明白に汚職であり、かつ口利きの流れも明らかである事件において、誰ひとりとして関係者が謝罪すらせず、もちろん更迭も辞任もしていないことが、日でおそらく始めてである、という点を指摘したのだ。 (注)汚職とは「私的な利益を得るために公務員がその権限を不当に行使する行為」(ブリタニカ国際大百科事典)である。利害関係者への優遇は充分に汚職と呼べるだろう。 かつても、無論、闇から闇への汚職はたくさんあった。田中角栄は現金をばらまいていた。しかし、それらは「金権政治」として、明るみに出れば少なくとも問題にはなり、それ

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  • 三浦x渡辺の対局を本当に「ソフト指し」と断定してもいいのか

    (追記) 記事は決して三浦九段の無実を証明する趣旨のものではない。 「これは人間ではありえない手だからソフトに違いない」というような断定的報道に対抗するものだ。 ソフトはより「人間らしい」手を指すようになっている。(今回利用されたと言われる技巧は特にそうだ)その意味で人間とソフトの棋譜の見分けは、かつてより難しくなっている。 ソフトは言わゆる一手ばったりのような見落としはほとんどしないが、仮に棋譜に悪手があっても「その時はソフトを利用していなかった」と言われるだけであり、無実の証明にはならない。 また、阿久津 vs AWAKE の△2八角のようなソフト特有の悪手は、人間が取捨選択している以上起こりえない(し、そもそもソフト自身もあれから進歩している) 件の真相を、棋譜から証明するのはかなり難しい。離席後一致率など、いろいろな視点から検証されているので、興味のあるかたは別途ご参照いただく

    三浦x渡辺の対局を本当に「ソフト指し」と断定してもいいのか
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