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ブックマーク / oxyfunk.hatenablog.com (9)

  • エンブレムの最終候補4作品について - 凸と凹の間

    2015年9月に撤回され、再募集することになった東京五輪2020のエンブレムは、エンブレム委員会による審査で4点に絞られ(応募総数:14,599→形式チェック:10,666→一次審査:311→二次審査:64→三次審査:4)、商標に関する調査と手続きが完了し、最終候補の4作品が公開され、国民から意見を募ることになった(https://tokyo2020.jp/jp/games/emblem/evaluation/)。最終審査は4月25日に行われ、エンブレム委員による議論と投票を経て決定し、理事会で承認する運びだという。 この件についての見解は『毎日新聞』(2016年4月9日朝刊、http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20160409/k00/00m/050/085000c)にも掲載してもらったが、以下ではその元原稿を公開する。200字の予定と言わ

    エンブレムの最終候補4作品について - 凸と凹の間
  • 旧エンブレムの調査報告書とクリエイティブ・ディレクター - 凸と凹の間

    2015年12月18日、「旧エンブレム選考過程に関する調査報告書」が発表された。「旧エンブレム策定過程の検証報告書」(2015年9月28日)で8名のデザイナーに参加要請文書を事前に送付していたこと及び、入選者3名はこの8名に含まれていたことが明らかになり、この事前参加要請と審査結果の関係について組織委員会は民間有識者に調査を依頼していたのである。調査概要と報告書の概要は、以下の通りである。 (1)外部有識者調査チーム ・鵜川正樹(公認会計士)、森哲也(弁護士、元東京地検検事)、山浩(法政大スポーツ健康学部教授)、和田衛(弁護士、元東京地検検事) (2)検証方法 ・メール、DVD等の資料検証。 ・関係者のヒヤリング(組織委員会職員(マーケティング局担当者、制作局法務課の商標登録担当者を含む)、審査委員(8人中6人)、事前送付されたデザイナー8人などで合計27人、計32時間) (3)調査内

    旧エンブレムの調査報告書とクリエイティブ・ディレクター - 凸と凹の間
  • エンブレム問題における広告代理業とグラフィックデザイナー - 凸と凹の間

    旧エンブレム問題をめぐり、組織委員会は第三者からなる有識者会議を発足させ、調査を行うと発表した。2015年10月20日の時点では『日刊スポーツ』のみなのだが、以下のように報じられている。 「アートディレクター佐野研二郎氏(43)がデザインし、盗作疑惑で白紙撤回となった20年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレム問題を巡り大会組織委員会が第三者からなる有識者会議を発足させ、調査を開始することが19日、分かった。組織委関係者によると現在、調査に参加する有識者と事前調整中で近々、調査を開始する。 担当者だったマーケティング局の槙英俊局長、審査委員だった高崎卓馬クリエーティブディレクターらを含め調査を行う見通し。2人は2日、出向解除となり広告大手電通へ戻った。 両氏は公募開始前、8人に参加要請した「招待状」の送付に関与。応募作品が「104→37→14→4」と絞られる過程で「14作品の中に、8人は

    エンブレム問題における広告代理業とグラフィックデザイナー - 凸と凹の間
  • 旧エンブレム策定過程の検証報告書について - 凸と凹の間

    2015年9月28日、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会は「エンブレム委員会」の設置を発表する前に、森喜朗会長がエンブレム問題について「国民のみなさまにご心配をかけたことをおわびしたい」と謝罪した。森会長によれば、「エンブレムのコンセプトの議論がないまま専門的なデザイン性を重視したこと」と「組織委員会内での策定作業が一部職員で行われ、十分なチェック機能が働かなかったこと」が問題だったという(『毎日新聞』2015年9月29日朝刊)。 そして組織委員会の改革チームを設置すると同時に、武藤敏郎事務総長(月額20%を二ヵ月分)、布村幸彦副事務総長(月額10%を一ヵ月分)、佐藤広両副事務総長(月額10%を一ヵ月分)ら三名の報酬の自主返納と、組織委員会が作成した資料で写真の無断使用があった件で槙英俊マーケティング局長の戒告処分を発表したのである(森会長は無報酬のため自主返納はできない)。 重要

    旧エンブレム策定過程の検証報告書について - 凸と凹の間
  • エンブレム問題と組織委員会 - 凸と凹の間

    2015年10月2日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は槙英俊・マーケティング局長と高崎卓馬・企画財務局クリエイティブディレクターの退任を発表した。組織委員会によれば、「旧エンブレムに関する問題の影響で、適正かつ円滑な業務遂行が困難であると判断したため」という(『朝日新聞』2015年10月3日)。槙英俊は組織委員会の旧エンブレム担当者であり、高崎卓馬は旧エンブレムの審査委員の一人だった。二人は組織委員会のマーケティング活動を担う専任代理店・電通の社員で、電通から組織委員会への出向を解除された形である。 この報道に接して思い浮かべたのは、10月1日に発売されていた『週刊新潮』(2015年10月8日号)の「「五輪エンブレム」七転八倒 「新委員会」船出の前に片付けたい「インチキ選考」仰天の真実」という記事である。週刊誌はこれまでもエンブレム問題の報道をしていたが、この記事はこれまでの取

    エンブレム問題と組織委員会 - 凸と凹の間
    wacok
    wacok 2015/10/04
    ひどい話だ…
  • エンブレム問題への見解のまとめ - 凸と凹の間

    2015年8月28日に東京オリンピック・パラリンピック組織委員会によってエンブレムの選考過程の説明があり、9月1日にはエンブレムの使用中止に関する記者会見があった。28日の説明は審査委員の代表である永井一正氏が「審査の過程も公表したほうがいい」(『朝日新聞』2015年8月26日)と述べたのを受けた形になっているが、そこで公表されたエンブレムの展開例の写真及び最終案とは異なる原案がインターネット上で再び「パクリ探し」の対象となり、その三日後にエンブレムの使用中止が発表されることになった。 また、8月26日の時点で永井氏は「微修正を、大会組織委員会の依頼で何度か施した。審査委員に修正過程は伝わっていないが、皆さん最終案を承認したはずだ」(『朝日新聞』2015年8月26日)と述べていたのだが、そのこと自体が9月3日のNHKによる取材で再確認され、エンブレムの原案決定後は組織委員会と原作者の間で修

    エンブレム問題への見解のまとめ - 凸と凹の間
    wacok
    wacok 2015/09/08
    「いつものメンバー、いつものやり方」←これな。エコではあるけど、手抜きでもある。
  • アートディレクターと佐野研二郎 - 凸と凹の間

    2015年8月14日、サントリービールの景品をデザインしていた佐野研二郎(アートディレクター、多摩美術大学教授)が謝罪の声明をホームページで出した(http://www.mr-design.jp/)。8月12日までに「ネット上などにおいて著作権に関する問題があるのではないかというご指摘が出て」いたことを踏まえ(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/13/news087.html)、景品(トートバック)30種類のうち8種類の発送を止め(http://www.suntory.co.jp/beer/allfree/campaign2015/index.html)、「その制作過程において、アートディレクターとしての管理不行き届きによる問題があった」と認めたからである(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/15

    アートディレクターと佐野研二郎 - 凸と凹の間
    wacok
    wacok 2015/08/16
  • デザインは言葉である:東京五輪エンブレムと佐野研二郎 - 凸と凹の間

    2015年8月5日、東京オリンピック・パラリンピックの「エンブレム」を制作した佐野研二郎(アートディレクター、多摩美術大学教授)と組織委員会(マーケティング担当)による記者会見が行われた。2015年7月24日に発表してから約一週間後にベルギーのデザイナーが制作した劇場「Theatre de Liege」のロゴマークと「酷似」していることが話題になったからである。 ・五輪エンブレム問題 制作者の佐野研二郎氏が会見 既に述べたように(http://d.hatena.ne.jp/oxyfunk/20150730)、今回の事態は視覚的な類似点への気付きがインターネット上で拡散・連鎖したものであり、これに対して選考関係者やデザイン関係者がそれぞれの見解を述べていくという形をとっている。またこのように模倣を疑われたデザインに対して説明責任を果たしていくことは、東京オリンピック1964のロゴマークやポス

    デザインは言葉である:東京五輪エンブレムと佐野研二郎 - 凸と凹の間
    wacok
    wacok 2015/08/08
  • グラフィックデザインと模倣の歴史的な関係:亀倉雄策と佐野研二郎 - 凸と凹の間

    2015年7月24日に2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの「エンブレム」が発表され、その約一週間後にベルギーのデザイナーが制作した劇場「Theatre de Liege」のロゴマークと「酷似」していることが話題となった。前者を制作したのはは佐野研二郎(アートディレクター、多摩美術大学教授)、後者を制作したのはオリビエ・ドビ(Studio Debie)である。 経緯としては、「友人から電子メールで知らせがあり驚いた。類似点が多くある」とオリビエが認識し、Facebookに記事を投稿してから拡散的に知られるようになった(https://www.facebook.com/StudioDebie/photos/a.306570046078725.70557.306563286079401/883470945055296/?type=1)。また、スペインのデザイン事務所が東日大震

    グラフィックデザインと模倣の歴史的な関係:亀倉雄策と佐野研二郎 - 凸と凹の間
    wacok
    wacok 2015/07/30
    どう対処するかで今後の評価が変わる。
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