米ツイッター社が自殺予防などのために設けた、支援団体を表示する機能が削除されたと、ロイター通信が23日、報じた。 同通信によると、削除されたのは、ツイッター上で自殺や自傷行為、子どもの性的虐待などに関するキーワードを検索すると、助けを求めるよう勧める案内が表示される「#ThereIsHelp」と呼ばれる機能。検索結果に関わる支援団体などの連絡先が表示される仕組みで、ツイッター日本法人のブログによると、米国はじめ、日本や韓国、イギリスなど多くの国で提供されているという。同通信は、関係者の話として、同社最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏の指示で削除したと報じた。 ツイッター社やマスク氏は、機能削除に関してこれまでコメントしていない。理由は明らかではないが、支援団体からは「ばかげた決定だ」などと批判の声があがっている。(真田嶺)