厚生労働省は7日、今年3月時点の全国の生活保護受給世帯数が164万1532世帯(概数)だったと発表した。これで2016年度の月平均は163万7183世帯になり、過去最高を更新した。65歳以上の高齢者世帯は83万7008世帯で全体の51%を占め、初めて半数を超え、高齢者の貧困が拡大を続けている。 【生活保護担当職員が来ていたジャンパー】「生活」「保護」「悪撲滅」「チーム」 3月の受給者数は214万5415人(同)で、同年度の月平均は214万5842人となり2年連続で減少した。 受給者数は、14年度の216万5895人をピークに減少傾向にある。一方で、受給世帯数は1993年度から24年連続で増えた。単身の高齢者世帯が増大する中、無年金・低年金や、核家族化で親族の援助が受けられない高齢者が、貧困に陥っていることが背景にあるとみられる。 厚労省の15年時点の受給者調査によると、高齢者世帯の半