最近の政治家は二世・三世ばかりだという。議員になるには俗に言う三バン、つまり「地盤」=後援会などの支持組織、「看板」=知名度、「鞄」=財力がものをいう。このすべてを引き継ぐ世襲政治家が、さして苦労することもなく議員の座を手に入れ、政治を行う。もちろん鷹の子は鷹。優秀な血統で頑張っている政治家もいるが、一般国民の思いをまるで理解できずに自らの利権の確保ばかりに走る輩もいる。 開業医までも「三バン」へ 医者の世界も似たようなところがある。最近は開業医などの多くは二世あるいは三世が医者業を家業として受け継いでいるケースが多い。医者になるには大学の医学部を出て国家試験に合格しなければならない。成績優秀であれば問題はないが、中には親の「鞄」=財力でなんとか医学部に滑り込む子弟も多い。医者になって開業するにも、親が開業していた地で抱えていた患者たちは、「地盤」として引き継ぐことができる。またこれまで地
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