イギリス王室のウィリアム王子の妻、キャサリン妃の妹フィリパ・ミドルトンさんが5月20日、イギリス南部・バークシャー、エングフィールドの教会で、大富豪のジェームズ・マシューズさんと結婚式を挙げた。フィリパさんはコラムニストとして活躍し「ピッパ」の愛称で親しまれている。
連日盛況の「デトロイト美術館展」、東京展も後半戦に突入しました。ゴッホ、ルノワール、モネ、ゴーギャン、ピカソなど、名画の数々が日本にやってきています。特にセザンヌは注目です。水浴する人々、サント=ヴィクトワール山などおなじみのモチーフのほか、髑髏などちょっと珍しい作品も。キルヒナーやココシュカなどドイツ絵画も見逃せない、充実のコレクションです。 とここまで来て、デトロイトって破産したんじゃなかったっけ? と思われる人もいるでしょう。2013年、連邦裁判所はデトロイト市からの破産申請を受理、連邦破産法第9条を適用しました。廃墟になった建物の写真を見たことのある人もいるはず。失礼ながら、そんな財政状況の町になぜこんなお宝が? そのわけを教えてくれるギャラリートークが12月17日に開かれました。 トークをしてくれたのは在日アメリカ合衆国大使館・文化担当官補佐の中西玲人さん。アメリカ文化の広報官的
サントリー美術館で開かれている「小田野直武と秋田蘭画」展の会期が始まる前日に開かれたプレス内覧会でのこと。江戸時代中期の秋田藩士、小田野直武(1749~80年)の絵の一枚をたまたま隣で見ていたある出版社の編集者の口から、こんな言葉が出てきた。 「うまいですねえ!」 筆者も共感した。そもそも現代まで残っている絵には「うまい」作品が無数にある。その中で、直武の「うまい」には格別感があった。そこではたと思ったのは、直武の「うまい」とは何だったのだろうかということだ。改めて考えてみた。 「うまい」という言葉は、美術においてはしばしば、具象画において描いた対象が見た目に近く描かれているときに使われる。逆にたとえば人間の顔で目の位置が左右ちぐはぐだったり、鼻が実物の人間にはありえないほど大きかったりすると、「デッサンが狂っている」などと言われてしまう。 とはいえ、最近はピカソのように、写実的ではない描
ベトナムの首都ハノイの早朝に現れる素敵な一瞬を真上から切り取ったのがこの写真集「Vendors from Above」。フルーツや野菜、花などを自転車にたっぷりと積み込み急ぐ露天商の人々を橋の上から撮影して制作されています。 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. この写真集「Vendors from Above」はオランダの写真家 Loes Heerink 氏の作品。ハノイに数年間住んでいた時、早朝に女性たちが誰の手伝いも無く一人で満載の荷物を自転車で運んでいる姿に魅了され橋の上から数時間かけて撮影したもの。5時間も待って一枚も撮影出来ないこともあったそうです。 現在、写真集「Vendors from Above」は kickstarter で出資募集中。1冊10ユーロから購入可能となっています。 Unique photo book highligh
造形学校としてわずか14年間しか存在しなかったにも関わらず、優れた機能性とデザインの建築物や家具などを生み出し、近代デザイン・建築界に大きな影響を与えたのがドイツの「バウハウス」です。ナチスによって閉鎖されてからは、初代校長で建築家のヴァルター・グロピウスがアメリカ・ハーバード大学の教授に就任するなど、教師陣や生徒の多くがアメリカに移住しました。そしてハーバード大学美術館が、2016年8月17日、このバウハウスに属する建築・家具・写真・絵画といった貴重な資料を無料で公開しています。 Harvard Museums Releases Online Catalogue of 32,000 Bauhaus Works | ArchDaily http://www.archdaily.com/793507/harvard-museums-releases-online-catalogue-of-3
Visitors look at works by Spanish artist Picasso displayed in the exhibition “Miró, Monet, Matisse – The Nahmad Collection” in the Kunsthaus Museum in Zurich, Switzerland, 20 October 2011. Photo by Walter Bieri/EPA 本記事は、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)によるパナマ文書の調査によって明らかになった特定の事実を公開するものである。 § ナチスがユダヤ人画商から略奪した疑いのある貴重な絵画が現在、世界の美術業界で最大の影響力を誇る一族の手に渡っているのが、偶然の発見により明らかになった。訴訟にまで発展したその発見は、パナマ文書に端を発している。同文書のなかには、絵画の国
『北斎漫画』の元ネタ 『略画式』(1795年)※蕙斎時代 なんだろう、この楽しそうな人たち。とりあえずおしりがプリプリすぎる。これらは、絵のお手本として北尾政美が描いた人物のスケッチ画です。それにしてもポーズが愉快。 一方、江戸時代の絵のお手本集(絵手本)として有名なのが葛飾北斎による『北斎漫画』。 『北斎漫画』(葛飾北斎 画) 『北斎漫画』は国内だけでなく、マネなど印象派の画家にも大きな影響を与えたといわれています。さらに現代の「漫画」のルーツのひとつとも。すごい作品です。 ところで、先に紹介した絵と『北斎漫画』、なんだか似ていると思いませんか?北尾政美の絵手本『略画式』が出版されたのは『北斎漫画』の19年前、「絵のお手本集」というアイデアもじつは政美がオリジナルなのです。 そんな北尾政美はどんな人物かというと。 北尾政美(きたおまさよし) 1764年(明和元)に生まれ、13歳頃から浮世
1989年神戸大学経済学部経済学科卒(数理経済学専攻)。 1989年にゴールドマン・サックス証券に入社し、メリルリンチ証券を経て、1996年にドイツ証券に入社。 ドイツ証券で円債トレーディング部長を務めた後、バークレーズ・キャピタルに移籍し2011年に引退。 主に円債トレーディングおよび自己勘定トレーディングに従事。 2015年に今回の新著の前半部分となる『なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』を発表し、話題を呼んだ。 日本人が知らない本当の世界経済の授業 投資家、経営者、コンサルタント、アートディレクター、官僚、学生など、各方面から絶賛された異色の経済書に、1冊分の続編が新たに加えられた『増補版なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』が発売されました。この連載ではその内容の一部とともに、同書の示す未来と世界観を別の角度から紹介します。 バックナンバー一覧 各方面から
「クリスティーナの世界」の謎がついに解ける。病名はポリオではなかった2016.05.23 22:3033,062 satomi ドクター・ハウスのような鮮やかな謎解き。 一度見たら忘れない絵というと、アンドリュー・ワイエスの代表作「クリスティーナの世界」(1948)もそのひとつ。この絵に描かれた女性が下半身不随になった原因については医師の間でも長年謎とされてきましたが、メイヨー・クリニックの小児神経科医Marc Patterson氏がついにその解らしきものに辿り着いたことを明らかにしました。 絵の中の女性は、ワイエス夫妻の別荘の近所に住んでいたアンナ・クリスティーナ・オルソンさん。弟と一緒によくワイエスの作品のモデルになっていた方です。この絵に描かれた当時は55歳で、すでに下肢まひになっていました。ある日ワイエスは草原を這って渡っていく彼女を見て心を打たれ、その姿を永久にカンバスに残したい
How to watch Polaris Dawn astronauts attempt the first commercial spacewalk
文学ファン、着物ファンにはたまらない展覧会が開催されますよ! 今回紹介する展覧会は、現在クラウドファンディングで支援プロジェクトが進行中の、弥生美術館で開催される「谷崎潤一郎文学の着物を見る」。 この展覧会は日本を代表する文学者 谷崎潤一郎が作品の中で描いた登場人物のモデルになった女性たちの着物スタイルを、忠実に再現して展示するというもの。 これは面白い趣向の展覧会ですよね。谷崎潤一郎の作品の中の世界が着物スタイリングを通して目の前によみがえるわけです。いったいどんな形で再現されるのか気になりますが、いくつか例が挙げられています。たとえば、、、 谷崎潤一郎の中編小説「春琴抄」にてインスピレーションをもたらしたと言われる妻・松子の着物姿を再現。 「友田と松永の話」で田中比左良が描いた挿絵をもとに、銘仙に白いエプロンをかけた女給さんの姿を再現。 展覧会での出品数は着物約30点、挿絵約100点と
1月30日に横浜美術館で開幕した「村上隆のスーパーフラット・コレクション」が大きな話題となっている。現代美術家として知られる村上隆氏が私財を投じて蒐集してきた約5000点におよぶコレクションの中からおよそ400点を紹介するこの展覧会。美術館に入るとまずグランドギャラリーでアンゼルム・キーファーの巨大な作品が来場者を迎え、度肝を抜かれた人も多いだろう。会場では古美術から現代美術まで、極めて多様な作品が並び、その幅の広さとバリエーションの豊かさにSNSなどで多くの驚きの声が上がっている。この展覧会を見てあらためて「アートコレクション」に興味を持った人も多いのではないだろうか。 日本のアートコレクターといえば現代美術の分野では精神科医・高橋龍太郎氏(1946年生まれ)の「高橋コレクション」を筆頭に、ミスミグループの創業者である田口弘氏(1937年生まれ)の「タグチ・アートコレクション」(ミスミグ
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
【2016年7月24日更新】 2016年下期の西洋美術展と・日本美術展についてのまとめを作成しました。2016年7月以降開催の最新美術展まとめについては、こちらをご参照ください。 ★西洋美術展 ★日本美術展 ----- かるび(@karub_imalive)です。 2016年度の目標として、せっかく東京に住んでいるのだから、美術館や博物館の展示会に行きまくろう!と決めています。 はてな古参ブロガーの在華坊さん(id:zaikabou)のブログで、数々の展覧会を回ったベスト10を挙げられていたり、(かるびは去年3つしか行ってない) 国立博物館等で、新年早々年間パスポートを更新されていたりとか、(存在も知らなかったです。勉強になった!) こういうアグレッシブな姿勢を見てて、あ、せっかく都心に住んでるのに、展示会は逃しちゃもったいないな・・・と一念発起しました。 数年前にアラフォー世代になってか
日本信号株式会社の第133期中間報告書の表紙が話題になっています。一見鉄道の写真が掲載されているかのように見えて、実は手描きの絵だったのです。 ぱっと見だと写真に見えます 細部まで非常に精巧に描かれており、近くで見ないと絵だと分からないほど。しかもこの絵、なんと一度見た風景を記憶して下書きなしで描き上げたというのです。し、信じられない……! 報告書の最終ページに驚きの事実が 並の人では、写真を見ながらでもここまで細かく、そして正確に描くことはできないでしょう。まさに、天性の才能としか言いようがありません。 この絵を描いたのは、埼玉県日高市に住む自閉症をもつ福島尚(ふくしまひさし)さん。過去にはNHKが福島さんをレポートしており、福島さんの生い立ちと作品の評価について以下のように書かれていました。 福島さんは、4歳の頃から鉄道に興味を持ち、鉄道の絵ばかりを描いてきました。誰にも習ったことはな
東京都・渋谷のBunkamura Box Galleryは、水墨画で景色を描く画家・篠原貴之の個展「墨いろの光 -イタリア、アイルランドより-」を開催する。会期は2016年1月9日~1月17日。開場時間は10:00~19:30。入場無料。 同展は、篠原氏がこの夏に訪れたイタリアトスカーナと南アイルランドを描いた新作を中心に発表するもの。篠原氏が制作に用いるのは墨と水のみで、大きな筆一本で全てを描くその水墨画は、水を引いた画面に垂らしただけの墨が澄み渡る青空になり、塗り残した紙の地色はきらめく水面となるなど、筆の運びや勢いで生き生きとした躍動感があるという。研ぎ澄まされ、それでいてどこか素朴さを感じる篠原氏の水墨画の世界は、生活する里山での移りゆく景色や、旅先で出会った光景の真ん中に立ち、そこで芽生えた穏やかな感動をありのままに表現した作品となっている。 なお、関連企画として、ギャラリートー
藤田嗣治全所蔵作品展が提起した、日本の美術館の可能性東京国立近代美術館所蔵品ギャラリーで開催中の「MOMATコレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」(12月13日まで)。波乱に満ちた生涯を描いた映画も公開され、画家・藤田嗣治への注目はいっそう高まっています。この展示では、同美術館所蔵の藤田作品をすべて公開。なかでも、藤田が手がけた戦争画14点が初めて一挙に展示され、話題を呼んでいます。国内外で人気の高い画家・藤田ですが、実はこの展覧会には、美術館のありかたと未来を考える意図も。今回は、担当学芸員の蔵屋美香さんにお話を聞き、藤田と戦争画を、そして美術館のこれからを考えます。 近江ひかり 「藤田嗣治、全所蔵作品展示。」展示風景。戦争画を含む、東京国立近代美術館所蔵の藤田嗣治作品がすべて公開されている 撮影:大谷一郎 「複雑な人」藤田嗣治と戦争画──この展示では、東京国立近代美術館所蔵の
江戸時代を中心に浮世絵は日本特有のアートとして全盛期を迎え、明治時代まで様々な絵師によってバラエティ豊かな作品が誕生してきました。 残された数々の作品の中でも現代の日本人の心に強く響く浮世絵作品といったら、やはりゆるキャラ系のキャラクターが登場する作品でしょう。その可愛らしい姿から浮世絵・日本画に興味のなかった人までをも魅了する力は素晴らしい。 今回はこれまでにJapaaanで紹介したゆるキャラ系の浮世絵、日本画(江戸時代の作品が中心)を一挙にご紹介します。これまで見逃していた作品もあるかもしれませんので是非チェックしてみてください。何作か新規追加のゆるキャラもご紹介します。 それではどうぞ! 江戸時代中期の浮世絵師北尾政美。北尾重政に師事したのちに浮世絵師として活動をし、寛政6年には鍬形蕙斎(くわがたけいさい)と称し狩野派 狩野惟信に師事することとなります。 「鳥獣略画式」は葛飾北斎まで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く