デーモン・コアという言葉をご存じだろうか?これは、アメリカのロスアラモス研究所の各種実験で使用された約6.2kgの未臨界量のプルトニウムの塊で、当初はルーファスと呼ばれていたものだ。 不用意な取り扱いにより2度の臨界事故が発生し、二人の科学者が命を落とした。1946年5月21日に起きた二度目の臨界事故でカナダ人物理学者ルイス・スローティン(享年35)は、誤って核分裂反応を発生させてしまい大量の放射線を浴びてしまったのだが、その直後でも研究を止めなかった。米ニューヨーカ誌で、スローティンの死に関しての特集がなされていた。
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