危険度はCVSS最大値の10.0に達する。UDPパケット1つで悪用できてしまう恐れもあり、500番UDPポートは既にトラフィックの増大が見られるという。 米Ciscoは2月10日、セキュリティ製品「Adaptive Security Appliance」(ASA)に見つかった極めて深刻な脆弱性を修正するソフトウェアアップデートを公開した。危険度は共通脆弱性評価システム(CVSS)のベーススコアで最大値の10.0と評価され、悪用される危険が極めて大きいとして、米セキュリティ機関のCERT/CCやSANS Internet Storm Centerもできるだけ早くアップデートを適用するよう呼び掛けている。 脆弱性はASAでVPN接続に使われるInternet Key Exchange(IKE)バージョン1とバージョン2に存在する。悪用された場合、細工を施したUDPパケットを送り付けることによっ