仮想化技術が用いられる次世代データセンターにおいて、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)が有力なストレージアクセス方法という評価が高まりつつある。先日行われたVMware Virtualization Forum 2009会場でも、FCoEに注力しているネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)がパフォーマンスなどの実証実験を行った結果を発表し、参加者の関心を集めていた。今回は、ネットワンが行ったFCoEの実証実験結果などをベースに、FCoEにフォーカスしてみる。 ■ストレージネットワークで注目されるFCoE データセンターにおいて、ストレージやサーバー間を高速接続する際、FC(Fibre Channel)プロトコルが一般的に使われている。だが、仮想化技術の普及などにより、ネットワークトラフィックが増大した結果、FCの最大伝送速度4Gbps、最大伝送距離