運用保守のグローバル化が進んでいる。 IBMやHPといったグローバルIT企業の社内ヘルプデスクが中国やアジアで運営されはじめたのは5年以上前のことである。中国やアジアが選ばれるのは人件費ほかコストを抑えられるからだ。コストと同時にグローバル企業が拠点を選ぶポイントとして重要なのが言語力で、英語の日常会話力である。グローバル展開する企業の多くが欧米諸国のため、求められる言語は欧米文化に即した日常英会話となる。単に英語ができても欧米の文化や商習慣、価値観などが身についていないと、コミュニケーションギャップの元となってしまう。 国際的に活躍する大規模企業は、IT資産の全てを本社の所在する国で調達しようとする。海外拠点に点在する事業所や支店は、本国の方針に従って資産が配分されることになる。ハードウェア保守など現地法人で請負う業務もあるが、サポート業務が現地法人に切り離されることは少なく、本国主導で