映画「うさぎドロップ」から。松山ケンイチの大吉(右)と、芦田愛菜のりん。東京・渋谷シネクイントなどで公開中 2011『うさぎドロップ』製作委員会アニメ「うさぎドロップ」から。大吉(右)とりん。フジテレビ木曜深夜などで放送中 2011『うさぎドロップ』製作委員会 30歳の独身男が突然、幼い女の子を引き取って「育児」をするマンガ「うさぎドロップ」。原作として、アニメに映画に引っ張りだこだ。人気の背景に、いまどきの育児や家庭をめぐる関心があるのか。自身が2児の母である、作者の宇仁田ゆみに聞いた。 ■「元仕事人間」共に成長 女性マンガ誌「フィール・ヤング」(祥伝社)で2005年から連載し、今年完結した。死んだ祖父に6歳の隠し子、りんがいることを知った大吉は、自分の家で2人で暮らすことになる。 りんと出会う前の大吉は恋人もなく、仕事に追われる日々。「女性と子どもが苦手」で、家庭を築くことと無縁