高知市が市長の押印などが必要な決裁文書の作成を怠り、日付をさかのぼった書類を作っていた問題で、高知県警は6日までに、虚偽公文書作成・同行使の疑いで岡崎誠也市長と市幹部ら計19人を書類送検した。 送検容疑は16年1月、高知市が14年4月に公表した「都市計画マスタープラン」について市都市計画課が日付を偽って同年3月7日付とした書類を作成し、当時の市幹部らが決裁印を押して提出した疑い。 この書類は「起案紙」と呼ばれるもので、同課がプランの策定過程で作成を怠っていたことが15年末に判明。岡崎市長がプランの最終案を口頭で了承した日付にさかのぼって記載したという。