Chikirinさんが最近のエントリーで 「日本の将来を規定する最も重要な要因は、人口構成の変化だよん」と述べている。 確かにそれは、今後50年といった超長期で見たときにはある程度正しいと思うが、 それを、例えば、失われた20年の主な理由とするのは行き過ぎであると私は考えている。 理由1:人口減少は80年代には既に分かっていた 下の人口動態の図を見ていただくと分かると思うが 少なくとも1980年代(昭和55年~平成2年)の半ばには 日本の出生数減少は明確なトレンドとして明らかになっていた。 また女性の初婚年齢は、90年代以降に急速に上がっているものの トレンド自体は80年代から既に明確であったことが分かる。 (出所:人口動態統計速報) (出所:http://www.garbagenews.net/archives/1219043.html 元データは人口動態調査) しかし、80年代を通して