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ブックマーク / wofwof.blog60.fc2.com (5)

  • 数学のできない大学生を見て思うこと - Willyの脳内日記

    先日、「大数の法則と中心極限定理を恋愛小説風に語ってみる」 というおちゃらけ記事を書いたが、それにはきっかけがあった。 それは、数学のできない大学生のことだ。 私がいるWS大(学部)は入学が易しい。 出願者の母集団は米国のごく平均的な高校生だと思われるが、 その約80%に入学許可を与えている。 大学は入学した全ての学生に対して 数学を最低1科目履修する事を義務付けているので、 かなり数学が苦手な学生も何らかの科目を履修することになる。 私は昨年、そうした数学が苦手な学生向けのコースを受け持った。 学生の数学的知識は、日の公立中学3年生と同じくらいであったように思う。 公立中学と同じように、できる子は結構できるし、 できない子は平面上の直線の式も覚束ないという感じで、バラツキも結構大きい。 ちなみに、日では「分数ができない大学生」というのが昔話題になったことがあったが、 アメリカの簡単な

    wata300
    wata300 2012/06/05
    《数学が極端に出来ない学生というのは、実は「言語能力の低さが数学の試験によって露呈した」だけであって、問題は数学力ではないのではないか》
  • 全てを人口減少のせいにするのは無理がある - Willyの脳内日記

    Chikirinさんが最近のエントリーで 「日の将来を規定する最も重要な要因は、人口構成の変化だよん」と述べている。 確かにそれは、今後50年といった超長期で見たときにはある程度正しいと思うが、 それを、例えば、失われた20年の主な理由とするのは行き過ぎであると私は考えている。 理由1:人口減少は80年代には既に分かっていた 下の人口動態の図を見ていただくと分かると思うが 少なくとも1980年代(昭和55年~平成2年)の半ばには 日の出生数減少は明確なトレンドとして明らかになっていた。 また女性の初婚年齢は、90年代以降に急速に上がっているものの トレンド自体は80年代から既に明確であったことが分かる。 (出所:人口動態統計速報) (出所:http://www.garbagenews.net/archives/1219043.html 元データは人口動態調査) しかし、80年代を通して

  • 数学をやめてみて分かったこと - Willyの脳内日記

    高専を中退した後、働きながらもう一度数学や理科を勉強しようと 大学進学を志している方からメッセージを頂いた。 僕自身も、一度数学を辞めて、別の分野で働いた後、 もう一度数学に比較的近い統計学をやっているので、 境遇は少し似ていると思う。 僕のブログの目的の一つは、そうした 非定形なキャリア選択を描くことでもあるので 匿名コメントではあったものの匿名性を保ちつつ紹介したいと思う。 頂いた質問は次のようなものだった: willyさんは数学や統計学を学ぶに連れて世の中への見方は変りましたか? これを読んでまず思ったのは、 僕が答えられるのはこれとは逆の質問だけだと言うことだ。 元々、僕は子供のときから数字や論理を通じて物事を考えるのが好きだった。 数字や論理を通じて一段一段積み上げて議論を組み立てることは 僕にとっては自然な方法で、それ以外の方法が特殊であった。 そこで質問を勝手に変えて、 wi

  • 日本の労働時間は何故長いか? - Willyの脳内日記

    の労働環境を揶揄した「ニート海外就職日記」が相変わらず面白い。 そこで、今日は米国ではレイバー・デーだし 日米両方で働いたことがある人間として 日の労働時間がなぜ長いかということに関して いくつか理由を考えてみよう。 1.スキルに対する考え方の違い スタッフレベルの労働生産性に関して 日の生産性が低い一番の理由は スキルに対する考え方の違いであると思う。 日企業では業務に必要なスキルは従業員が業務時間を使って習得する 傾向にあるが、米国企業では各社員のスキルを所与と仮定して 遂行能力のある人材に仕事を振る傾向にある。 例えば、比較的大きな企業で社長が売り上げの季節性や構造変化を 統計的に分析せよと部下に命じたとしよう。 伝統的な日企業であれば、総務部の社員がちょっとやネットで 統計のことを調べ、統計ソフトの使い方を何とか理解し (分からなければExcelでも使って)分析して

  • 65歳以上の方へのお願い - Willyの脳内日記

    今日も28日の記事に引き続き団塊世代について書いているのは、 先週両親がはるばる日から訪れてきたのが理由だ。 母によると父は最近、文句が多くなっているらしい。 受けたサービスに不手際があったりすると、 すぐに文句を言ったり注文を付けたりするそうだ。 日には「お客様は神様」という文化があり、 日の慢性的な内需不足はそうした側面を助長している。 高齢者は自分がかつてお客様に尽くしてきたという自負があるからこそ、 引退後はますます「自分を神様として扱うよう」要求する。 しかし、高齢化による社会保障負担の増加と グローバル化による競争の激化によって労働者の賃金は下がり、 末端の従業員に質の高いサービスを求めるのは酷になってきている。 今後は労働力不足で、人手を使った至れり尽くせりのサービスは姿を消すだろう。 トロフィー型の社会(28日のエントリーを参照)では、 高齢者の態度的価値が重要になっ

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