自民会派の富山市議による政務活動費の不正取得問題で、約170万円の不正取得を認めていた村山栄一氏(66)が8日、総額で約469万円を不正取得していたと明らかにした。村山氏はこの日、市議会議長に辞職願を提出した。9日の本会議で許可される見通し。同会派で政活費の不正取得をめぐって議員辞職するのは前会派会長の中川勇氏(69)に続いて2人目。 提出後に村山氏は記者会見し、「私なりに調べたところ、約469万円の不正取得があった。市民、後援会のみなさんに迷惑をかけた。心から謝りたい」と話した。村山氏によると、2011~15年に市内の酒店、菓子店計5店から得た白紙領収書に虚偽の金額を書き、市政報告会を95回開いたとして茶菓子代名目で政活費の不正取得を繰り返した。実際に茶菓子も購入したが、約300万円を水増し請求しており、多くをトイレ修理代など事務所の経費に使ったという。 村山氏の提出した領収書などを会派