圧迫骨折は主に背骨で起こります。背骨は骨である椎体とクッション役である椎間板が連結してできており、椎体と背骨の後ろ側をガードする骨との間には神経が通っています。この神経を圧迫してしまうと、脚の感覚が鈍くなったり、しびれが起こったりします。 上の左の図のように、骨折が骨のおなか側である、前の方に止まる場合(圧迫骨折)は脚のまひやしびれなどの神経症状はありません。しかし、右の図のように骨折が後ろ側の壁まで及ぶと、骨が神経を圧迫してしまい、まひやしびれなどの神経症状が伴うことがあります。この状態を破裂骨折と呼びます。 破裂骨折の場合、重症なまひがはじめから出るとは限りません。骨の破片が徐々に神経を圧迫していきますので、次第にまひが広がるといったことが起こる可能性があります。 圧迫骨折の治療では、まずX線などの画像検査で骨折の部位を特定します。その上で神経症状のない圧迫骨折の場合は基本的に保存的治
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