ハンガリー・ブダペスト(Budapes)の南西150キロ付近のコロンタール(Kolontar)でアルミ工場の廃液が混じった泥にまみれたネコの死がい(2010年10月4日撮影)。(c)AFP/JOZSEF TOTH 【10月5日 AFP】ハンガリー西部で、アルミニウム工場の廃液をためる貯水池が決壊して有毒な廃液が流れ出し、廃液に触れてやけどを負うなどして3人が死亡、120人が負傷する事態となっている。当局は5日、周辺の3つの郡に非常事態を宣言した。ハンガリー内務省が発表した。 ハンガリー内務省によると、非常事態宣言が発令されたのは同国西部のベスプレーム(Veszprem)とジェール・モション・ショプロン(Gyor-Moson-Sopron)、ヴァス(Vas)の3郡。工場の貯水池から赤褐色の泥水が大量に流れ出してコロンタール(Kolontar)など2つの村に流れ込み、さらに5つの村に迫った。