2007年の中国の二酸化炭素(CO2)の排出量は世界全体の約4分の一で、2位の米国と合わせると全体の半分近い46%を占めたとの推計を、オランダの研究機関「オランダ環境評価機関」(MNP)が16日までに発表した。 MNPによると、中国の排出量は06年に米国を抜き世界1位となったが、07年はその差がさらに拡大した。13年以降の地球温暖化防止の枠組み「ポスト京都」では、両国の実質的な参加を求める国際圧力がさらに強まりそうだ。 MNPは主要な温室効果ガスであるCO2の07年の排出量を、化石燃料の使用量やセメント生産の最新統計などから分析。その結果、世界全体の排出量276億トンのうち、中国は67億2000万トンで米国の59億トンを大きく上回った。(共同)