【朝鮮半島ウオッチ】北ミサイル、日米は迎撃できない? テポドン2号 (1/4ページ) 2009.3.7 18:00 北朝鮮が重ねて予告している人工衛星(弾道ミサイル「テポドン2」)発射。日米韓は北朝鮮の「危険な挑発行為」を国連決議1718違反と批判、日米両国は「迎撃の用意」を警告し、双方の駆け引きによる緊張が高まっている。しかし、迎撃となれば史上初の長距離弾道ミサイルへのミサイル防衛(MD)対処だ。米国は、日本は、本当に迎撃するのか。日米の情報分析と軍事の専門家に聞いた。 (久保田るり子)■オバマ米大統領の政治決断は… 監視中の北朝鮮北東部の咸鏡北道舞水端里(ムスダンリ)にあるミサイル基地での発射準備作業でミサイル本体はまだ、確認されていない。ミサイルが発射台にセットされ燃料注入が始まれば、発射は不可避となる。本体を観測すれば「飛距離の推測はある程度可能」(軍事専門家)。だが、発射段階