これまでミラーレス機と言えばマイクロフォーサーズ機を見慣れていたせいもあるだろう。ソニーのミラーレス機は、本体の徹底的なスリム化を目指したこともあり、その分だけAPS-Cサイズのセンサーに対応させたレンズに、妙に大きさを感じてしまうのだ。 ただ、これはあくまで見ただけの第一印象に過ぎなかった。手にしてみるとカメラとしての印象は一変する。通常のカメラと同じようにホールドしてみると、カメラが手にしっくりと馴染んでくるのだ。「え、どうして?」そう思い、右手でホールドしたグリップ部分を確認してみた。すると親指/人差し指/中指の3本の指でグリップ部分をしっかりホールドし、その上で薬指部分がボディ下の凹んだ部分を軽く支えるような格好になっている(NEX-3にこの凹みはない)。