どこの職場にもいる、「働かないオジサン」――若手社員の不満が集中する彼らは、なぜ働かなくなってしまったのか? 「どこの職場にもいる」ということは、何か構造的な問題が隠れているのではないか? ベストセラー『人事部は見ている。』の筆者が、日本の職場が抱える問題に鋭く迫る。 なぜ人は、40歳から揺らぐのか? 前回は、20代から50代の間に、働かないオジサンの予備軍が多く生まれることについて書いた。それでは実際には、いつ頃からそうなるのだろうか? 私はこの10年間、会社員から起業・独立した転身者150人に話を聞いてきた。大半は、中高年以降に転身した人たちだ。そこで気づくのは、早い人で30代後半、普通は40歳を超えたあたりから「このままでいいのだろうか?」と揺れ始める人が多いことだ。 私は、同期入社した仲間と定期的に会って話をしてきたが、職場や仕事の話題から、家族や終の住処、定年後の自分の行く末の話
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