日本をも騒がせた、嘔吐と下痢が特徴の感染性胃腸炎「ノロウイルス」だが、ここ3週連続で感染者数が減少し、今季のピークを越えたとみられることが国立感染症研究所の調査で分かったそうだ。とは言え、例年、1~3月に小さな流行が再度来るので油断は禁物なのだそうだが、そんな中、英ダービーシャーの研究者が開発した嘔吐ロボット「ラリー」が、同国で猛威を振るうノロウイルスの感染を分析する上で役立っているという。 嘔吐ロボット、ラリーは、安全衛生研究所ののキャサリン・メイキサンブース氏が開発したもので、人型の頭部からグワっと大量にゲロが噴射されるというもの。2010年、イギリスでノロウイルスの感染が拡大した時に、このアイデアを思い付いたのだそうだ。 嘔吐ロボット、ラリーさんの映像 Vomiting Larry High Speed Video 医学生がよく使うマネキンの頭部を利用し、舌や歯も付けられている。胃に