「ホンキの就職」4Daysグループワークの様子。就職レクチャーや分析ツールによる適職診断などの座学や、面接練習などが行われる 求人意欲が上昇の兆しを見せているとはいえ、若者の雇用を取り巻く状況はいまだ厳しい。平成24年度大学卒業者で「進学も就職もしていない」進路未決定者は8万6566人。非正規雇用やアルバイトも含めた「安定的な雇用に就いていない卒業者」は卒業者全体の22.9%にものぼる(文部科学省「平成24年度学校基本調査」)。 そんななか、就職活動に苦戦する若者たちをサポートする「就活支援講座」を、地方自治体が開設するケースが増えてきている。例えば、前橋市では2010年から「まえばし就活実践塾」を開催し、就職活動中の若者・学生を対象に、全6回の講座で自己分析から応募書類の書き方、面接対策といった「就職活動の基本」を伝授。千葉市も、「千葉市ふるさとハローワーク」を開設し、「就職力向上講座