外堀通りから中央通りの間を首都高速道路に沿って走る銀座桜通りには、約240メートルの道路両脇に、ヤエザクラを中心に50本の桜が植えられる。近隣に大正時代から店を構える「ヘアーサロンササキ」(中央区銀座2)店主の佐々木岳史さんによると、同道に桜が出現したのは「30年以上前」のこと。 満開時には濃いピンク色で大ぶりの花弁が幾重(いくえ)にも連なるヤエザクラは、ソメイヨシノと比べ開花時期が1~2週間ほど遅く、長く楽しめるのも特徴。「お花見」シーズンからは一足遅れて満開を迎えた今月20日、通りでは歩く人が足を止め、重みで枝が垂れる程の開花ぶりを撮影するなどして楽しんでいた。 中央区環境土木部水とみどりの課の西山さんによると、桜通りの見頃は「(例年)1週間ほど続く」という。「ソメイヨシノとは違った魅力を持つ八重咲きの桜並木を、散策しながら楽しんで」 そのほか 銀座エリアでは、銀座・ミキモト本店(中央