「金の蔵Jr」「東京チカラめし」といえば、それぞれ首都圏を中心に一世を風靡した飲食店だ。金の蔵Jrはかつての激安均一価格居酒屋のブームをつくり、東京チカラめしは焼き牛丼という新たなスタイルで牛丼業界に殴り込みをかけた。これらを運営するのが三光マーケティングフーズ。「東方見聞録」「月の雫」「黄金の蔵」などの居酒屋ブランドも持つ外食企業である。 その三光マーケティングフーズが、新しいブランドの居酒屋業態に力を入れている。「アカマル屋」「大衆酒場よろづ」がそれだ。いずれも昔ながらの大衆酒場風の雰囲気やメニューなどがウリで、金の蔵Jrや東京チカラめしの業態転換により出店したケースもある。たとえば2015年1月末にオープンしたアカマル屋の新宿西口店(東京都新宿区)は、東京チカラめしから替わった店舗。大衆酒場よろづ南千住店(東京都荒川区)は、もともと金の蔵Jrを2014年11月末にリニューアルした店舗