「開国博Y150」のプレイベント会場で動き出した巨大クモ=17日午後、横浜市中区新港1丁目、小宮路勝撮影 高さ12メートル、重さ37トンの巨大クモが17日夜、横浜市中区の赤レンガパークで動き出した。小雨が降るなか、丸まっていたクモは音楽や炎に刺激されて目を覚ました。 欧州の街でイベントを繰り広げるフランスのアート集団「ラ・マシン」が演出する機械仕掛けのクモ。「開国博Y150」のため来日した。14人が乗り込んで操縦し、赤レンガ倉庫に沿うように動き回った。足を広げると20メートルほどになり、頭上まで伸びたクモの足にのけぞる観客もいた。 大量の煙がたかれ、爆竹が鳴り響いた。迫力の動きと演出に、観客から歓声と拍手がわき起こった。 巨大クモは18日は赤レンガパークと新港ふ頭、19日は新港ふ頭、赤レンガパーク、日本大通りを巡る予定。