広島県東広島市で河川や地下水などから一部が有害とされる有機フッ素化合物の「PFAS」が国の暫定目標値を超えて相次いで検出されたことから市が排出源を調査した結果、アメリカ軍の弾薬庫の敷地に由来する可能性が高いことがわかったということです。市は国を通じ、アメリカ軍に原因の究明を要請するとしています。 東広島市では、井戸から国の暫定目標値の最大300倍の濃度で「PFAS」が検出されるなど河川や地下水などで検出が相次いでいます。 市が排出源についての調査を進めた結果、アメリカ軍の弾薬庫に近い瀬野川水系では、14日に調査結果が発表された4地点のうち2地点で、暫定目標値の30倍と72倍の濃度で「PFAS」が検出された一方で、弾薬庫の上流では検出されていないということです。 こうしたことから、市は「排出源はアメリカ軍の弾薬庫の敷地に由来する可能性が高い」との結論に至ったということで、東広島市の高垣市長は