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ブックマーク / merkmal-biz.jp (13)

  • 宇都宮LRT「西口延伸」は本当に成功するのか? 開業約1年で振り返るべき、「富山ライトレール」があまり活性化につながらなかった3つの理由とは | Merkmal(メルクマール)

    「芳賀・宇都宮LRT」は宇都宮市の発展を加速させ、開業から半年で37万人が利用、地価も上昇している。今後の成功のカギは、中心市街地の魅力を向上させ、郊外の商業施設との差別化を図ることだろう。 2023年8月に開業した次世代型路面電車「芳賀・宇都宮LRT」は、開業からわずか半年で街の様相を一変させ始めた。JR宇都宮駅東口と芳賀・高根沢工業団地を結ぶ14.6kmの路線は、予想以上の効果を生み出している。 現状明らかになっているデータを見ると、LRTは好調だ。開業半年で利用者数は当初予測の約31万2400人を上回り、6か月目(2024年1月26~2月25日)には 「約37万人」 となっている。累計乗客数は7月2日に400万人に到達している。 不動産市場への影響も顕著だ。栃木県の公表した2023年の基準地価を見ると県内の最高価格は駅東公園前停留所近くの「宇都宮市東宿郷3の3の16」の14万9000

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  • もう飽きられた? 四国DMV「乗客2割減」で大暗雲、駅には鉄オタたった2人だけ 牟岐線も存続危機で今後どうなる | Merkmal(メルクマール) - (2)

    もう飽きられた? 四国DMV「乗客2割減」で大暗雲、駅には鉄オタたった2人だけ 牟岐線も存続危機で今後どうなる 阿佐海岸鉄道は徳島、高知の両県と沿線・近隣の地方自治体などが出資する第三セクター。海陽町の海部(かいふ)駅と東洋町の甲浦駅間8.6kmを結ぶ鉄道路線の阿佐東線を運行してきた。 しかし、沿線の急激な人口減少や少子高齢化で2010年度に年間輸送人員が3万人台に落ち込んだ。その後、利用促進で多少盛り返したものの、2019年度の輸送密度(1km当たりの1日平均輸送人員)は 「135人」 で、存廃論議が起きてもおかしくない閑散路線であることに変わりない。 このままでは“じり貧”を打開できないとして、徳島県主導で導入したのが世界初の営業運転になるDMVだ。この際、高さ8mの高架駅である海部駅では道路との接続に用地買収が必要になるため、JR四国からJR牟岐線の阿波海南~海部間1.5kmの譲渡を

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  • 「赤字ローカル線は即廃止」 ネットにはびこる“採算論者”に決定的に欠けた公共的思考 | Merkmal(メルクマール)

    ローカル線廃止が想定するデメリットについての考察は軽視されがちだ。廃止は日の鉄道事業にとって当に正しい選択なのだろうか。 コロナ禍で日の鉄道事業者は、大きな打撃を受けた。 JR州3社(東日・東海・西日)および大手私鉄がこれまで行ってきた、都市部などの高収益路線の利益を「赤字の地方圏路線(いわゆるローカル線)の維持」に活用する「内部補助」が限界を迎えている。 その結果、採算の合わないローカル線の廃止を進める必要性が言いはやされるようになった。 一方、ローカル線廃止により想定されるデメリットの検討は軽視されがちだ。果たして、廃止は、日の鉄道事業にとって正しい選択といえるのだろうか。 いざ北海道浦河町へ浦河町の位置(画像:OpenStreetMap)「日の公共交通をこれ以上衰退させないためにも、協力します」 旧日高線沿線の北海道浦河町・池田拓町長は取材受諾の返答を寄せた。筆者(

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  • 京都市民の怒り爆発寸前? JR嵯峨野線「インバウンド大混雑」、JR西が抜本的対策を採らないワケ | Merkmal(メルクマール)

    京都市を走るJR嵯峨野線の混雑が深刻さを増している。嵐山地区へ向かう外国人観光客が殺到しているためだが、抜的な混雑解消策は取られないまま。どうしてだろうか。 京都市を走るJR嵯峨野線の混雑が深刻さを増している。嵐山地区へ向かう外国人観光客が殺到しているためだが、抜的な混雑解消策は取られないまま。どうしてだろうか――。長雨がやんだ週末の昼前、京都市下京区のJR京都駅に入ると、構内の西端にある嵯峨野線のホームまで人の波が続く。ホームは出発まで10分以上あるのに、乗車を待つ外国人観光客でいっぱい。4両編成の普通列車が到着して乗客が乗り込むと、車内は瞬く間に満員になった。 外国人観光客の大半が向かうのは、右京区と西京区にまたがる名勝の嵐山地区。右京区の嵯峨嵐山駅に到着するまでの約15分間、SNSで「地獄絵図」と呼ばれる大混雑が続いた。横浜市から英国人の夫とやってきた30代の日人女性は、 「ま

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  • 新幹線はなぜ「沼津駅」に停車しないのか? 三島より大きな都市にもかかわらず、という謎 | Merkmal(メルクマール)

    静岡県東部にある三島市には、三島駅という東海道新幹線の駅がある。しかし同市は地域最大の都市ではない。いったいなぜなのか。 静岡県東部に位置する沼津市は人口18万8667人(2023年4月時点)、伊豆も含めた東部の有力都市だ。しかし新幹線駅はない。市内には東海道新幹線が走っているのに、駅があるのは隣の三島市(10万6617人、同年同月)なのである。地域の有力都市でありながら、なぜ新幹線駅が設置されなかったのか。 三島市に新幹線駅が設置された経緯について、筆者(昼間たかし、ルポライター)は以前、「静岡の謎! 熱海駅すぐ近くの「三島駅」に新幹線がわざわざ停車する理由」(2023年6月13日配信)という記事を当媒体に書いた。 設置の過程においては、政治的な力が少なからず働いていた。1951(昭和26)年から静岡県県知事を4期務め、開業に尽力した斎藤寿夫氏も、そのことについて次のような文章を自著『回

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  • バス転換で注目 千葉「久留里線」を完膚なきまでに叩きのめした怪物の正体 | Merkmal(メルクマール)

    3月8日、JR東日が久留里線の一部区間について、バス転換などを視野に入れて自治体との協議を検討していることが明らかになった。いったいなぜか。 3月8日、JR東日が久留里線の一部区間について、バス転換などを視野に入れて自治体との協議を検討していることが明らかになった。 久留里線は千葉県木更津市の木更津駅から同県君津市の上総(かずさ)亀山駅までを結ぶ路線で、首都圏の赤字ローカル線としてかねてより廃止のうわさがあった。 今回協議の対象とされているのは、久留里駅(君津市)から上総亀山駅までの9.6kmだ。2022年のJR東日による赤字路線の収支公表以来、年間収入わずか 「100万円」 というインパクトもあって注目を集めていた。ちなみに、同区間の営業費用は281倍(!)の2億8100万円である。 鉄道ファンの愛する盲腸線大原駅の位置(画像:(C)Google) 久留里線はもともと、外房の大原(

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  • 「エスカレーターで歩くな」はしょせん建前か? 利用者ほぼ“ガン無視”の現実、乗り方めぐって暴行事件も 加速する同調圧力社会の行方とは | Merkmal(メルクマール)

    「エスカレーターで歩くな」はしょせん建前か? 利用者ほぼ“ガン無視”の現実、乗り方めぐって暴行事件も 加速する同調圧力社会の行方とは 「真ん中に乗るなんて無理でしょう、何をされるかわからない」 東京都心、秋葉原駅のエスカレーター、ようやく話を聞けた30代サラリーマン男性。視線の先には、見事なまでに左側にずらりと利用客が並び、右側はきれいに空いている。時折早歩き、ごくまれに走るサラリーマンと思わしき方がその空いたスペースを駆け上がって行く。都心でも有数の大規模かつ長いエスカレーター、その光景はまるで映画『十戒』で預言者モーゼが海を割ったかのようだ。 「あなたがやってみたらどうですか、真ん中に立って」 真ん中とは言っていないのに少し強めの言葉。責められたように感じてしまったのだろうか。筆者(日野百草、ノンフィクション作家)はただ、エスカレーターの片側空けとそれに伴う歩き行為、駆け上がり駆け下り

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  • 中国に負けた日本の鉄道 同国受注「インドネシア高速鉄道」試運転成功に見る、痛々しいまでの昭和的反応 | Merkmal(メルクマール)

    インドネシアが11月16日、中国とともに建設中のジャカルタ~バンドン高速鉄道の試運転を公開した。同鉄道は日国内から多くのバッシングを受けているが、当に正しいのか。 読んでいて歯が浮くような気持ちになる――というのは、何かとつけて報じられる「中国の高速鉄道は危ない」という安直なメディアの論調と、それに追従する「ネトウヨ(ネット右翼)」たちによって書き込まれる大量のコメントである。 その論調の根拠は、東南沿海に位置する浙江省温州市で2011年7月に発生した高速鉄道の追突、脱線事故に至るわけだが、10年以上も前に発生した事故をさも昨日起きたように語っている。もちろん、事故の処理方法や当局の隠ぺい体質など、問題があったのは事実だ。しかし、肝心なのは 「事故の教訓がその後に生かされたかどうか」 である。 事故は起きる。ましてや、短期間に急速な拡大を続ける中国の高速鉄道だ。特に2011年の事故は、

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  • 今こそ「夜行列車」の復活を! 高速バスも車中泊も安眠には程遠い、「快適旅」という原点に立ち戻れ | Merkmal(メルクマール)

    車中泊も高速バスに押されて、いまや存在感が弱まっている夜行列車。今回はその独自の魅力と有用性について解説する。 旅行需要の回復が見込まれる今後、筆者(昼間たかし、ルポライター)は、移動時間を有効に活用できる「夜行列車」こそ復活すべき――と考える。 現時点で、定期運行をしている国内の夜行列車は東京~高松・出雲市間を走る「サンライズ瀬戸・出雲」のみだ。2013年に運行を開始した「ななつ星 in 九州」以降、パッケージツアー専用の豪華寝台列車としては運行数が増えているものの、移動手段としては 「絶滅危惧種」 である。 繁忙期に臨時列車として運行されていた夜行列車(座席車を主とするもの)も運行されることは少なくなった。座席車主体の夜行列車は、定期列車が2016年に「はまなす」が廃止されたことで消滅した。「大垣夜行」以来、長く親しまれてきた「ムーンライトながら」は季節列車として最後まで残っていたも

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  • 「好きで路駐してるわけじゃない」 荷待ちトラックを襲う住民クレームの嵐、敵は荷主か? 運送会社か? それとも国か? | Merkmal(メルクマール)

    「好きで路駐してるわけじゃない」 荷待ちトラックを襲う住民クレームの嵐、敵は荷主か? 運送会社か? それとも国か? 「工場や倉庫によっては敷地内で待てないとか、敷地内に入る数を制限されたりします。その場合、周辺の道路で待つしかないんですよ」 路肩に停車していたトラック運転手に話を聞く。場所は差し控えるが、広い片側2車線の道路にトラックが数台並んで止まっている。9月とはいえまだ暑い。断続的な雨で湿度も高い。 「仕方なく止めてますが、やはり苦情が来ることはあります」 すでに1時間の待機、この程度の荷待ちはそれほど珍しくないという。 ちなみに稿、話者の言い回しや専門用語を含め、文章に起こす上で平易に改めている。また大前提として物流業界における労働問題、賃金問題が根底にあるのは当然だが、あくまで今回の主題は荷待ちの問題、待機場所がないために駐車違反をせざるを得ない問題にあることはご留意願いたい。

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  • 快適なのになぜ? JR東日本が「転換クロスシート」の車両を導入しない理由 | Merkmal(メルクマール)

    JR北海道を皮切りに、JR西日・東海・九州・四国が導入している転換クロスシート。しかしJR東日はまだない。いったいなぜなのか。 鉄道の転換クロスシートとは背もたれの向きを変えることで、常に進行方向に向かって着席できるシートだ。リクライニングシートと異なり、背もたれの角度が絶妙によく、快適に過ごせる。また、リクライニングシートなど、ペダルを踏み込んで回転させる座席と異なり、1両あたりの定員が増やせるメリットもある。 その半面、座席背面も背もたれであることから、飲用のテーブルが設置できない、多くの車両はシートピッチ(座席と座席の間隔)が910mmという狭いデメリットもある。特に窓側席の乗客が目的地の駅で降りる際、通路側の乗客がいったん離席することが多い。 転換クロスシートが全国的に広まるきっかけとなったのは、1987(昭和62)年4月1日の国鉄分割民営化だ。国鉄時代、 「近郊形電車」 と

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  • 地方交通の雄「イーグルバス」 埼玉県で不採算路線に挑戦、弱者ケアも欠かさない公共交通の矜持とは | Merkmal(メルクマール)

    多くの地方のバス会社が経営難に陥っているなか、北海道の中東部にある帯広市に社を置き、路線バスを中心に、都市間バス、福祉ハイヤー事業などを手掛けている十勝バスの健闘について、前回書いた。 今回は、埼玉県中部の川越市に社を構える乗り合いバス・貸し切りバス会社「イーグルバス」に注目したい。 同社が乗り合いバス事業を始めたのは21世紀になってから。多くのバス会社が利用者の減少で苦しんでいる時代にわざわざ参入を決めた。以来、運行路線を拡大しているのだ。 2004年、路線バス事業に参入イーグルバスのウェブサイト(画像:イーグルバス) イーグルバスの源流は、1950(昭和25)年設立の「イーグルトラベル」で、バス会社としてのイーグルバスの設立は1980年のことだ。1995(平成7)年に川越市内を循環する「小江戸巡回バス」の運行を始めているが、それまでは観光バスや企業・学校の送迎がメインだった。 同社

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  • ウクライナ侵攻、ロシア軍の苦戦原因は「中国製の安いタイヤ」だった? | Merkmal(メルクマール)

    ロシア軍が使用したタイヤが、中国製の格安のものだったと世界の専門家が指摘している。いわく「戦場で極めて評判の悪いタイヤ」であるという。 ロシアは2月24日、ウクライナへの侵攻を全面的に行った。プーチン大統領の作戦は明らかに首都キーフ(キエフ)を数日で陥落させ、ゼレンスキー大統領たちを追放してウクライナロシアの強い影響下にすることだったのだろう。 しかしウクライナ軍の予想外の抵抗で、ロシア軍の前進はキーフの北方20~30kmで停止することになる。そのためロシア軍は、増援部隊と補給物資を出撃基地である隣国ベラルーシから前線に多数派遣した。しかしその部隊が長さ64kmにわたり、大渋滞を起こしてしまい、部隊の増強も物資の補給も停滞してしまった。 人工衛星からの写真で長々と伸びたロシア軍の車両、戦闘部隊と運送部隊が混在しているのが分かった。ただその原因については、さまざまな説が論じられていた。 そ

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