東北大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士 東北大学流体科学研究所名誉教授 現在は東北大学先進医工学研究機構 教授 国際衝撃波学会 会長
東北大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士 東北大学流体科学研究所名誉教授 現在は東北大学先進医工学研究機構 教授 国際衝撃波学会 会長
飛行機が空を飛ぶメカニズムは「ベルヌーイの定理」 (翼表面では気流の流れが速くなり、それが揚力を生む) で説明できるというのが、定説だ。しかし、デービッド・アンダーソンは従来の航空力学は間違っていると主張する。 この記事は英ニューサイエンティスト誌 2001 年 5 月 5 日号に掲載された『Taking Flight』を翻訳・転載したものです。このほかの同誌転載記事のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。 飛行機はなぜ空を飛ぶのか。航空工学の教科書に従えば、「ベルヌーイの定理」で説明できる。翼表面では気流の流れが速くなり、それが揚力を生むという。だが、フェルミ研究所の物理学者デービッド・アンダーソンは、流体力学による解説を一蹴する。 飛行機はニュートンの運動の法則で説明できるというのが彼の持論だ。自ら操縦桿を握るアンダーソンは、共著『飛行を理解する』Understanding F
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