代表的な3つの空気線図 最初に、少し実践的なことを考えてみましょう。 まず、一般的に用いられている3種類の空気線図をご覧ください。 と言っても、すべては同じ「湿り空気 h-x 線図」なのですが表示している乾球温度、絶対湿度のレンジが異なるだけです。 最も一般的なのが、-10[℃]~50[℃]までの範囲を示したもので、NC線図などと呼ばれることもあります。 寒冷地でない限り、ほとんどの地域における一般的な環境下の状態点はこの空気線図で示すことができます。 次は主に冷凍庫などで使用するためのもので-50[℃]~10[℃]までの範囲を示したものです。 最初の空気線図を0[℃]を挟んでちょうど対象にした形で、LC線図などと呼ばれることもあります。 3つ目の空気線図は高温域です。 「空気調和・衛生工学便覧」(Ref1)では、 0[℃]~200[℃]、絶対湿度は0[kg/kg(DA)]~0.2[kg/