古今書院が出している「地理」で,2011年5月から2013年8月にかけて,「ジオパークを歩く」という連載を行った.この連載は各地の人にそれぞれのジオパークの見所を紹介してもらうというものだった.その時,その連載を全4巻のシリーズものにして古今書院が発行することになり,オーガナイズした縁もあり,そのシリーズ監修をすることになった.自分で全部書いたシリーズ本の編者にはなったことがあったが,人が書いた原稿を集めて本にして,その編集,監修を行うのははじめて.古今書院さんもがんばってくれて,2000円台で刊行することができた. ジオパークでは,「ジオストーリー」が大事だと,いつの間にか言われるようになったが,それがそもそも何なのかということは,よくわからない.それを理解し質の高い者にしていくためには,まずはそれぞれのジオパークの中で活動されている方に,それを語ってもらい,それを見て考えるしかない.実