父が6歳の時に病に倒れて亡くなった祖父と国会図書館で対面(?)を果たした。 とはいっても調べもので国会図書館に行き、ついでにふと思い立って祖父の絶筆となった本を探し当てただけなのだが。 序文には、祖父の言葉で、経緯が書かれていた。 残る命の期限を測りながら、時間と闘いつつ執筆したらしい。 > 三省堂と出版契約をした直後、執筆を開始するかしないうちに病魔に襲われた。 > 栄誉なことなので周囲の反対を押し切り、研究内容をまとめ、執筆をした。 > 本医学書の執筆にあたり、文献の記載は十分できたと思うが、材料に関する記述が手薄になっているのが気になっている。しかしこういう事態なので致し方ない。 そして初校だけ終えて、祖父は旅立った。 生前に校正まで終えるのは難しいと推察したようだ。校正を託した師の序文もあった。 > 校正まではたどりつけそうもないので後を頼めないかと?君から依頼を受けた。 > 病状
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