金星は2016年の初冬ごろから2017年3月中旬ごろまで、「宵の明星」として見えています。夕方から宵の早い時間帯に西の空でキラキラと眩しいほど明るく輝いているので、一目でそれとわかります。 とくに冬の間は空気が澄んでいることが多いので、日没前から見えることも珍しくありません(慣れた人なら青空の中で見つけることもできます)。1月中旬の「東方最大離角」(›› 解説)から2月中旬の「最大光度」のころが見つけやすいでしょう。どのくらい早い時刻から見えるか挑戦してみてはいかがでしょうか。 ※挑戦する場合には太陽を見ないようにじゅうぶん注意しましょう。 形が変わる金星 地球・金星・太陽の位置関係により、金星は月のように大きく満ち欠けして見えます。また、月と異なり、金星は見かけの直径も大きく変化します。肉眼ではわかりませんが、倍率が高めの双眼鏡や天体望遠鏡で見るとよくわかります。天体観察会などに参加して