京アニは、OPアニメの演出でしばしばカメラをぐるっと回す演出をします。 ■『中二病でも恋がしたい!戀(2014/TV)』 OP (モリサマーえろい) さて、回転させることで、まずぼくらが感じられるのは”キャラクターの立体感”です。キャラクターの周りをぐるっと回ることで、様々な角度から見ることができる。平面的な画面よりも、リアルさが増す。 まずは、こういったキャラクター・状況を立体的にする効果があります。キャラクターを立体の空間に置くことで、キャラクターにもその状況じたいにも存在感や肉感が出てきます。 このような回転演出が、近年の京アニOPでは多く見られます。 今回は、「この回転演出を、京アニが多用する理由」をについて少し考えていきたい。 まずは、この回転演出なるものを京アニに持ち込んだキーパーソンについて。 おそらくそのキーパーソンは、木上益治(きがみよしじ)さんです。 木上益治さんはシン