工都川崎を支えた貨物鉄道の歴史をたどる展示「鉄道操車場物語」がミューザ川崎シンフォニーホールで開催されている。鉄道開業百五十年にちなんだ催し。かつて「東洋一」の規模を誇った新鶴見操車場を中心に、約百点の写真や資料などで貨物鉄道と地域のかかわりを紹介している。十六日まで。(中山洋子) 操車場とは貨物車両などを再編成した中継場所。国鉄末期の一九八四年、操車場を経由しないで目的地まで直行する輸送方式に全面転換され、役割を終えた。 「東京の南の玄関口」にあたるのが、一九二九(昭和四)年に開業した新鶴見操車場だった。現在のJR新川崎駅周辺の川崎市幸区と横浜市鶴見区にまたがる全長約六キロ、面積約八十ヘクタールは三七年に完成。全国屈指の巨大操車場を膨大な貨物が行き来した。
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